今回はウチで使用しているスマートリモコンの一つ、SwitchBot「ハブミニ」のレビューをしてみようと思います。
スマートリモコンは色んな種類のものがあるので、どれを選んだらいいか迷っている方もいるのではないかということで、「基本スペック」や「使いやすさ」、「アレクサとの連携」等の観点で見ていきたいと思います。
それでは、いきましょう。
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SwitchBot「ハブミニ」を選んだ理由
SwitchBotはその名の通り、「スイッチを自動で押す」商品が有名ですが、私もそれを3つほど持っています。
お風呂スイッチや換気扇スイッチ、オイルヒーターの電源スイッチに使用していて、ハブミニが無くてもアプリからそれらを動作させることはできるんですが、「アレクサ対応」、「外出先からの操作」はこの「ハブミニ」が必要だったので、購入しました。
後は、スマートリモコンとしての機能も備わっているということで、どんなものか見てみたいと思ったのも理由の一つです。
ハブミニの外観
ウチにあるハブミニの外観です。
我が家は新築時にこういったスマートリモコン専用のニッチを設けていまして、こんな感じにしています。この写真の左上のやつがハブミニです。
外して見てみます。これが表側。
こちらが裏側。ネジなんかで壁掛けをするための穴がありますし、ずれ防止のゴムがあるのも嬉しい。壁にネジを開けたくないという方は付属の両面テープで壁に貼り付けることもできます。
電源はマイクロUSBで供給します。
ハブミニのレビュー
それでは、実際にSwitchBot「ハブミニ」を使用してみた感想を書いていきます。使用期間は3年ほどになります。
ハブミニのスペック
まずは、基本的なスペックを確認します。
対象項目 | スペック | 備考 |
---|---|---|
重さ | 42グラム | |
壁掛け対応 | ◯ | 両面テープ付き |
対応スマホOS | ・iOS ・Android | バージョン情報なし |
対応スマートスピーカー | ・Amazon Alexa ・Google Home ・Siri | Works with Alexa認定 |
タイマー機能(スケジュール機能) | ◯ | |
If done機能 | ◯ | 何かをトリガーとして自動で操作する機能 |
温湿度センサー | × | 別途温湿度センサーを購入すれば可 |
明暗センサー | × | 別途開閉センサーを購入すれば可 |
人感センサー | × | 別途人感センサーを購入すれば可 |
GPS | × | |
NFCタグ対応 | ◯ | NFCタグは別途必要 |
赤外線到達距離 | 最大30m |
この商品の売りは何と言っても、「他のSwitchBot製品との連携」です。ハブミニ単体だと「センサー機能」は搭載されていないので、別途購入する必要がありますがその分他のスマートリモコンよりも値段設定は安いです。
「If done機能」というのは、例えば「部屋の温度が30℃を超えたら冷房を自動でONさせる」とか、そういった「何かをトリガーとして家電を動作させる」機能を指します。これは後述しますが、かなり便利です。
赤外線の到達距離は30mで、これは他の製品と比べてもこれは長い方だと思います。広い部屋で、対象の家電製品がリモコンから遠くに位置するような場合はハブミニは良いかもしれないですね。
アプリは使いやすい?リモコン登録は?
公式のアプリはこちらでダウンロードできます。
SwitchBot
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アプリの使いやすさ
アプリに関しては、アップデートで変わる可能性があるので、あまり載せたくはないんですが(更新が面倒なので。笑)、2022年9月現在のアプリはこんな感じです。
SwitchBot製品が増えるごとにボタンが増えていくイメージです。
他のスマートリモコンと比べても、デザイン性が高く直感的で使いやすそうな印象を受けます。
リモコン追加のしやすさ
家電リモコンを追加する場合は、「ハブミニ」を押してハブミニの中で「リモコンを追加」ボタンを押します。これもまぁ迷うことは無さそうなので良いと思います。
テレビを例にすると、「スマートラーニング」といってリモコンの任意のボタンを押すと、自動でそのリモコンに対応したボタン配列に導いてくれます。この機能は楽で素晴らしいと思います。
個人的には、アプリはスマートリモコンの中で一番使いやすいし分かりやすいと感じています。
シーン機能(If done機能)
シーン機能とは「温度が33℃になったら冷房をつける」みたいな機能を指します。この機能があれば自動で何かを操作できるので、「スマートホーム化」に大いに役立ちます。
以下の画面のように設定することができます。
「手動」はショートカットのようなもので、ワンプッシュでやりたいことが実現できます。例えば、「エアコンとテレビをワンプッシュで同時に消したい」とかそういったことを設定できます。
「自動」は、前述の通りで他に例を挙げるなら「毎日、朝7時に暖房をつける」とかも可能です。
ハブミニ単体だと「センサー類の機能は搭載して無い」ので別途購入する必要があります。「ハブミニ」単体でできるのは、「手動実行」と「スケジュール」のみです。
スマホのウィジェットには対応している?
スマートリモコンを決めるポイントとしてこのウィジェットの使い勝手がかなり重要だと思っています。ハブミニのウィジェットは、最大24個まで置くことができます。
参考までに、私のiPhoneのウィジェットを。こんな感じでデバイス操作とシーンに登録した操作がウィジェットから操作できます。
個人的な感想として、24個登録できるのは素晴らしいんですが、1ページに置けるボタンは4つまでなのが残念かなぁと思います。
「次のページ」をわざわざ押す必要があるのは煩わしいです。
通信の安定性は?
スマートスピーカーは「使いたい時にすぐに使えなければいけない」製品だと思うので、スマホを開いてすぐにアプリ(リモコン)を使えることが理想です。
そういった観点でハブミニを見ると、家の中でハブミニを操作する場合は大体はアプリを開いてすぐに操作できますが、外出先でアプリを操作しようと思うと「オフライン」と出て操作ができないことが多々ある。
何度もアプリを開き直したりすると「オンライン」に復活したりするが、そこに時間がかかってしまうのは少々ストレスを感じます。
さらにウチのハブミニは一度、家の中にいても外出先でも全く操作ができない現象に陥ったこともあります。
その改善方法としては「2Aのアダプタを使用すること」で一応対処はできたんですが、公式が5V1Aのアダプタ対応と書いてあるのにそれはどうなんだろうというのが正直なところです。
ハブミニは「通信の安定性」は少し弱いのかなぁという印象です。
スマートスピーカーとの連携はどう?
アレクサとの接続
アレクサアプリで「スイッチボット」というスキルを登録する必要があります。GoogleHomeも同様だと思われます。
SwitchBotのアプリ側からアレクサアプリにジャンプしてスキル登録できれば良かったんですが、現状できないみたいです。
なので、アレクサアプリ側で「SwitchBot」とスキル検索をして見つける必要があります。ちょっと面倒ですね。
実際にアレクサ(スマートスピーカ)連携でできること
ハブミニのすごいところは、「SwitchBotアプリ上でできる操作はほとんどアレクサで対応できる」という点です。これはラトックシステムの「RS-WFIREX」には無い機能です。
通常の操作の「テレビをつけて」とか「エアコンつけて」等単純な電源のON/OFFはどのスマートリモコンでも対応できると思いますが、例えば「テレビの録画リストを開いて」とか少し特殊なボタン操作もアレクサで対応することができます。
ただし、アレクサ登録には少しコツが必要なので詳しいことは下記の記事で解説したいと思います。
まとめ
SwitchBotのスマートリモコン「ハブミニ」についてのレビューでした。
ハブミニの魅力は何と言っても「他のSwitchBot製品との連携」です。「スマートホーム化できること」でいうと一番多いのではないかと思います。
アプリの通信が不安定だったり、ウィジェットは少し使いにい等気になる部分もありますが、そこは今後のアップデートに期待です。
総じて、満足度の高いスマートリモコンだと思いました。他にSwitchBot製品を持っている方はハブミニ一択じゃ無いでしょうか。
以上です。