【電気節約】Nature Remo E liteを導入してみた

どうも。最近は電気代が高くて本当に困りますよね。

今後もさらに電気代が上がるかもしれないということで、何か対策はできないものかと考えている方も多いかと思います。

我が家はとりあえず、まずは電力の使用状況を知ることからだと考え、「Nature remo E lite」を導入することにしました。

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この商品はずっと前から気になっていたけど、実際そんなに使えるシーンってないんだろうなぁと思っていたので、中々購入に踏み切ることが出来なかったんですが、昨今の電気代高騰の影響も後押しし、思い切って購入してみました。

 

サス

セールを狙って購入しました。

 

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Nature remo E liteとは

知らない方向けに簡単に説明すると、「Nature remo E lite」とは、お家のコンセントに挿すだけで、使用している電力量をリアルタイムに知ることができるアイテムです。

 

電力量を知ることで、

「今月は使いすぎだから、電気の使用を少し抑えよう」

とか、

 

「この家電製品はこんなに電力を使うのか」

とか、そういった気付きになることができます。

 

太陽光パネルを家に設置しているお宅では、「HEMS」というシステムを導入している場合が多く、モニター画面で電力量も見ることができますが、「Nature remo E lite」は、太陽光パネルを設置していないお宅でも簡単に電力量を把握することができる画期的なアイテムなんです。

 

サス

Nature remo E liteも「HEMS」の一種なんです。

 

 

Nature remo E liteの外観

外観はこんな感じで、内蔵物はremo E lite 本体と、説明書だけのシンプルな内容です。

 

 

 

サス

本体もそれなりに小さいので、他のコンセントの邪魔になることはなさそうです。

 

 

 

 

なぜNature remo E liteで電力使用量を知れるのか

Nature remo E liteを使うと、どういった仕組みで電力使用量を測ることができるのか。

気になって調べてみました。

 

結果、「Nature remo E lite」で電力量を計測している訳では無く、電力会社が提供してくれる「スマートメーター」というもので電力量を測り、その情報をNature remo E liteに送信することで、スマホから電力量が見れるようになるという仕組みらしい。

 

つまり、Nature remo E liteの役割としては、「スマートメーターから情報をもらって、スマホ等のデバイスに表示できるようにしているだけ」ということです。

 

サス

それにしては値段高くない?
と思っちゃいましたが、まぁ良いか。

 

え、待って。

ウチに「スマートメーター」なんてモノあったっけ?

 

と思いますよね。普通のお宅には多分ないです。

次項に続きます。

 

Nature remo E liteを使うための手順

少し面倒ですが、「Nature remo E lite」を使うには、以下の手順を踏む必要があります。

 

Nature remo E liteの導入手順
  1. Nature remo E liteを購入
  2. Bルート低圧 を契約し、スマートメーターを導入(無料)
  3. 認証IDと、パスワードが送付される
  4. Nature remoE liteと連携

 

詳細を説明します。

 

Nature remo E liteを購入

私はAmazonのセール時に14800円で購入しました。

Keepaによると、過去にはもっと安い時期がありますが、直近1年では14800円付近が最安値です。これ以上安くなる可能性は低い気がする。。

 

サス

定価だと19800円なので、セールを狙いたいですね。

 

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Bルート低圧 を契約し、スマートメーターを導入(無料)

これは「地域の電力会社+Bルート」で検索すればその地方でのやり方が出てきます。

私は北陸住みなので、北陸電力にこのような用紙を郵送しました。

 

面倒なのかなと思っていたんですが、意外と書くことも少なく、簡単でした。

供給地点特定番号」は、お住まいの電力会社のマイページ的なところに書いてありますので、それを参照してください。

ご利用通信方式」は、「920 メガヘルツ帯特定省電力無線方式」を選択します。

 

郵送後、約5日後にはスマートメーターが家についていました。知らない間に工事が完了しているので、ありがたいです。

 

「何日のこの時間に工事に行くから家に居て」

とかは全くなかったので、本当に助かりました。

 

サス

ただし、工事は順番に行なっているそうなので、地域によって異なると思います。都会の場合はもう少し待たされる可能性があります。

 

認証IDと、パスワードが送付される

工事完了から2日後くらいに郵送で認証IDとパスワードが送付されました。

お見せできる箇所が少ないですが、こんな感じで届きます。

 

Nature remoE liteと連携

あとは、Nature remo E liteをコンセントに挿し、初期設定をするだけ。

 

 

設定はNature remoのスマホアプリから行、特に難しいことは無かったように思います。

以下のように進めていきます。

 

Wi-fi設定が完了したら、あとは、スマートメーターを登録するだけ。コントロールの「+」ボタンを押して、スマートメータに接続します。

 

注意点として強いて言うなら、認証IDとパスワードの入力を間違えないというところでしょうか。

実際私も「0(ゼロ)」と「O(オー)」を間違えて入力していて、小一時間悩みました。笑

パスワードを間違えると以下のように、「エラーコード:10003」を検出します。

 

フリガナを書いてくれているので、そっちを見た方がいいかもですね。

 

Nature remo E liteを実際に使ってみて

さて、この記事の本題です。

実際にNature remo E liteはどうなのか。ちゃんと消費電力を把握することができるのか。

使用してみて感じたことを忖度無しで書いていこうと思います。購入前に気になっていたことをベースにします。

 

リアルタイムの電力量はどれくらいの精度?

Nature remoアプリ上の電力表示値は「1W」単位まで表示されます。

なので、消費電力が少ないLEDライト(5W~10W)をつけたとしても反応してくれます。

例えば、家で使っている電力をゼロにしてライトを点灯させたら、現在値が「5W」とかになるはずです。

精度としてはめちゃくちゃ良いと思います。

 

サス

これはNature remo E liteというよりは、どちらかというとスマートメーターの精度ですね。

 

 

ただ、常に電力を消費している「冷蔵庫」や「給湯器」、「テレビ」、「レコーダー」等がある場合は、何も使っていないと思っていても、アプリ上で見ると「数百W」の消費量があり、常に「10~50W」のふらつきがあるのでそれは知っておく必要があります。

 

 

個々の家電製品の消費電力は分かる?

個々の家電製品の消費電力を知る機能はありませんが、

「現在値が〇Wで、この家電をONしたら△W増えた」というふうにでW数を測ることはできます。

 

エアコンをつけると

1196Wになったのでエアコンは「約700W」と分かる

 

 

なので、エアコンをONさせたり、洗濯機や電子レンジをONしたりして、どの家電が一番消費電力が高いかを調べることはできそうです。

 

ただ、「この家電が1か月でどれくらいの電力量を消費したか」という情報は知ることはできません。

 

それを知りたい場合は、個々の家電の消費電力を測定できる「スマートプラグ」を使用することをおすすめします。

 

 

月々の通算消費電力量は見れる?

1日、1週間、1ヶ月、1年単位での消費電力量が見れます。

 

ただしつこいようですが、「家全体の電力量」なので、電化製品単位では分かりません。

これを見て、「1月の消費電力が高い」というのは分かるんですが、「何がその原因なのか」まではわからないということです。

 

電力量をトリガーにオートメーションは作れる?

作れます。

Nature remoアプリ上で、

「電力量が〇Wを超えたら、エアコンをOFFする」

 

とか単純なオートメーションは可能です。

ただ、これはNature remoアプリの問題なのですが、「複数の条件」をトリガーにすることはできません。

 

私が考えていたのは、GPSと併せて、

「家を離れたのに、まだ電力使用量が〇W以上だったらスマホに通知する」

 

を実現したかったのですが、現状はできませんでした。

 

サス

それを一番実現したかったので、正直かなりガッカリでした。

 

 

「電力量が〇Wを超えたら」

という一つのトリガーでやりたいことって、実はあまり無いように感じます。

 

 

アレクサと連携できる?

できません。

Nature remo(スマートリモコン)はアレクサ連携が可能ですが、「Nature remo E lite」の電力の情報はアレクサに知らせることはできませんでした。

電力量のトリガーがアレクサで使えれば、いろいろなことが実現できそうなのに。。

 

サス

できるようになってほしいところですね。

 

 

Siriやショートカットと連携できる?

これもできませんでした。

iPhoneのショートカットくらいは対応していて欲しかったんですが、ダメでした。

 

サス

何もできないじゃないか!
といい加減腹が立ってきました。笑

 

 

Nature remoのAPIが公開されているので、ショートカットと連携するやり方はあるにはあるんですが、素人にはハードルがかなり高いです。

 

 

スマホのウィジェットで一目で電力量を見れる?

できませんでした。

いやいや、Nature remoさん。これはできるようにしてよ。

わざわざアプリを開いて、エネルギータブを押すという「2タップ」しなければ電力の確認をできないというのは、現代人にとっては結構ストレスです。

 

サス

・・・読者の皆さん、そうですよね?笑

 

現状、Nature remoのウィジェットは「全国の電力需給状況」しか表示できません。

 

サス

そんなのはいいからウチの電力使用状況を表示できるようにお願いします。

 

 

電力量を使いすぎの場合に通知することはできる?

これはできます。

オートメーション機能を使って、「通知」というのがあるので、そこに任意の文字を入力すれば、

こんな感じで通知が来るようになります。

 

我が家では「5000W」を超えたら通知が来るようにしていますが、料理でIHを使っているときや、ドライヤーを使っているときに通知が来るので、正直通知が来たところでどうしようもないです。笑

 

どちらかというと、「5000Wを超えた状態で5分経過した」というのをトリガーにできた方が良いなと感じました。

 

サス

一瞬だけ5000Wを超えることは多々あるので。。

 

総評

あくまでも、「スマホアプリ上で家全体の消費電力量を知るためだけのツールだな」という印象に尽きます。

アレクサに電力量を連携できれば、結構できることが増えると思うのですが、現状はできません。

せめてオートメーションで複数条件を設定できればまだ良かったんですが、それもできません。

 

上にも書きましたが、

「自分が外出したときに、電力量が〇W以上だったら通知」

とかができれば、エアコンの消し忘れとかを防ぐことができるので最高なのに。。

 

電力量を使いすぎの場合は通知するように設定したり、日別の電力使用状況を見て、「電気の使いすぎ」を確認することができるという点は、まぁ便利かなと思う一方、それ以外の使い方が全くできないことに、ちょっとがっかりしてしまいました。

 

APIを使えば、他にもいろいろできることはありそうですが、一般のユーザーでそんな高度なことができる人は少ないと思います。

APIを使えば~」ではなくメーカー側で色々な機能を提供してくれる方がユーザーとしてはうれしいです。

 

なので、現状は総じて「作り込みが甘いガジェットだ」と言わざるを得ないと感じました。

 

まとめ

この記事をまとめます。

 

Nature remo E lite まとめ
  • Nature remo E liteは家の消費電力量をリアルタイムに把握することができる
  • しかし、逆に言うとそれだけしかできない
  • アレクサ接続等、他のデバイスとの接続が全くできない
  • スマホウィジェットで電力量の確認ができない
  • APIを使えば、できることは増える
  • あくまでも、電気使用量を確認するためだけのツールと感じた

 

以上、Nature remo E liteの購入を検討している方の参考になれば幸いです。

 

 

 

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