新築を建てたはいいけど、ここをもっとこうしたら良かったという後悔は必ずあると思います。
その後悔ランキング堂々の1位は、
「コンセントがここにあったら良かったのに」
ですよね。(スマートホームイズム調べ)
我が家も例に漏れず、コンセントがここにあったらなぁという箇所が2つほどあります。
今後もなんやかんやでそういった箇所が出てくる可能性があると思ったので、思い切って「第2種電気工事士」の資格を取ることにしました。
ということで、同じ境遇の方は是非「自分で工事する」という選択もあるんだよというのをこの記事で知ってもらえたらと思います。
Contents
第2種電気工事士を取得するメリット
私が電気工事士を取得した理由は、コンセントを取り付けたいという理由ですが、他にどんなメリットがあるのかを考えてみます。
コンセントだけではなく、一般住宅のあらゆる電気工事をすることができる
2種電気工事士が工事できる範囲としては、「一般住宅で扱うほとんどの電気工事」を賄うことができます。
例えば、以下のようなブラケット電気を取り付けることや、
それに接続するスイッチやセンサー類の工事をすることができます。
さらに、もしどこかが故障したときでも自分で直せる可能性が高くなります。一般住宅に多く使用されている「ダウンライト」なんかは10年ほどで寿命が来るのでその際には取り換えが必要ですが、それも自分でできます。
業者を呼ばなくても良いのは無駄な出費が省けるのでありがたい。
他にも、LANケーブルやテレビのアンテナ線の増設なんかもできるようになります。
天井裏に登れば色んなことができちゃいます。
DIYのレベルが上がる
DIYで机とか棚とかを作っていると、ここに電気を付けたいなぁとか、コンセント差込口をつけたいなぁとか思うことがたまにあります。
そういった意味で、DIYの幅が広がります。
もちろん電気工事の資格が無くてもできることはありますが、あった方が知識もあるので発想も広がります。
電気工事士の資格を取って1年経過しましたが、こんな感じの照明を設置することができました。
センサーに反応して点灯するようにしているので、すごく便利です。
詳細はこちらに書きました。
国家資格なので、つぶしが効く
電気工事士の需要は今後さらに増える傾向にあると言われています。
給料はあまり高い方ではないので、魅力的かと言われると疑問ではありますが、転職はあたりまえの今の時代。持っておいて全く損はない資格だと言えます。
何より、自分がもし職を失ったときに、
「最悪、これがあれば何とか食っていけるだろう」
と思えることは精神衛生上も良いと思います。
私のように、仕事辞めたいと常日頃思っている人にもおすすめです。笑
資格取得にかかった費用
試験の申し込み費用 : 約10000円
参考書 : 約2000円
実技試験に必要な工具: 約12000円
実技練習セット : 約21000円
合計が、約45000円でした。
結構な出費ですね。笑
まぁ工具は実際にお家の工事をする際に使うはずなので、無駄にはならないはず。
実技練習セットも確実に合格したいなら、購入した方が良いと個人的には思います。
私は両方、楽天で買い揃えました。正直何でも良いと思いますが、こういうのは定番のものを個人的におすすめします。
工具はHOZANのこちら。
実技試験の練習セットはこちらです。
参考書はKindle Unlimitedにもあったりしますので、もしKindle Unlimitedを登録済の方は検索してみてください。
参考書をまだ持っていない方も、登録してみてもいいかもしれません。
資格の難易度
筆記と実技があるので、結構面倒ではありますが、難易度的には大した事はありません。
ただ、舐めてかかると合格できないといったところでしょうか。
それはどの資格も同じですかね。
筆記テスト
毎年の合格率を見ていると大体50%~70%で、決して難しくは無いです。
電気の初学者はかなりとっつきにくいと思うので、結構本気で勉強しないと合格できないです。
そこは覚悟した方が良いと思います。
「オームの法則」と聞いて、ピンと来ない方は結構勉強が必要かもしれません。
私は理系大学出身なので、比較的簡単に感じました。
覚えることは結構多かったですが。
実技テスト
こちらも合格率を見ていると、70%前後なので、難しくはありません。
実技テストは毎年、出題される問題候補(全13問)が予め決まっていて、その中からランダムに1問が本番で出題されるという試験になります。
その13問を完璧にできるようになればいいだけなので、練習すれば誰でもできると思います。
なので、ちょっと値段は高いですが、実技練習セットを購入するのをおすすめします。
「各問題を最低2回はやって、間違えた問題を徹底的にできるようにする」
ということを実施すれば、必ず合格できます。
あとは、本番でのケアレスミスをどれだけ無くすかですね。
合格に必要な勉強時間とおすすめの参考書
筆記テストは参考書を2〜3周して、単純暗記のものをまとめて「毎日呪文のように唱える」みたいな勉強法で大体30時間ほどでしょうか。
初学者の方であれば、50時間以上は見ておいた方が良いかもしれません。
ちなみに私が使った参考書はこちらです。
実技テストは、1問に約1時間くらいかけて13問を2周したので、大体合計30時間ほどでしょうか。
なので、筆記と実技の通算勉強時間としては80時間になります。
繰り返しになりますが、実技試験の対策はネットで販売している「試験を受ける年の実技試験練習セット」を購入した方が良いと思います。
値段は毎年結構高いですが、参考書のPDFも付いてくるし、分からない問題はメールで質問をすることができるので、かなり心強いです。
自分でケーブルや材料を用意してもいいですが、過不足とかあるとまた買いに行かなければいけないとか考えると結構面倒だと思います。
また、今はYouTubeで無料で解説してくれるチャンネルも多いので、それをもとに勉強すれば必ず合格できると思います。
参考になったサイト
私も筆記試験の勉強でお世話になりました。
参考書をやりつつ、ここでも問題を解くとなお自信がつきます。
「知らない知識の習得」というよりは、「知っている知識の記憶の定着」として利用するのが個人的にはおすすめです。
他にも良いサイトは多数ありますが、参考書を1冊もっているなら、サイトでの勉強は上記のHOZANだけで十分だと思います。
実際に資格を取得した後、すぐに工事できる?
資格を取得した。
でも実際に工事するとなると、結構ハードルが高そうだなと思っていました。
ですが、実技試験の練習をやっているうちに、これは家のコンセントでもすぐに応用できそうだなと感じるはずです。
スイッチやコンセントの簡単な工事であれば、試験に合格できた人であれば、多分すぐに工事できるレベルにあると思います。
我が家も近いうちにコンセントを取り付けてみようと思っております。
まとめ
電気工事士を取得するためにかかる費用を考えると、決してコスパの良い資格とは言えない気がしました。
この資格を効率良く資格を取ろうと思うと、45000円ほどかかってしまうので。。
ですが、やはり持っていると「いつでも家の工事をできる」という安心感がありますし、最悪、就職難民になってしまった場合の保険にもなるし、持っておいて損のない資格かなと個人的には思いました。
以上、誰かの参考になれば幸いです。