どうも。2020年に平屋を建てたサスといいます。
家づくりするときにまず考えるのが、「平屋にするか2階建てにするか」ですよね。
…そんなことはないですか。
普通はまずは土地を決めてからそこに合う家をどうするかを考えますね。
でも私は「どうしても平屋に住みたい!」から入ったので、まず初めに平屋を建てられる程広い土地を探すという道を辿りました。
その結果、山側に広い土地を発見したのでそこを購入して念願の平屋を建てることができました。
何故山に籠ってまで平屋にしたかったのか。そして実際に平屋に済んでみてどうなのか。
というところを包み隠さずお伝えしたいと思います。
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平屋のメリット
「平屋は最近流行っている」とよく聞きますが、みなさんはどこに魅力を感じて平屋にしているのでしょうか。私は以下のようなメリットを感じたので、平屋を選択しました。
階段が無いので移動が楽(バリアフリー)
一番最初に思いつくのはやっぱりこれです。
若い者が何を言ってんだよ。
そんな声もあるかもしれないですが、階段が無いというのは単純に「楽」というだけでなく、例えば、奥さんが妊娠したときなんかは階段で転ぶリスクも無い。
妊婦で無くとも家の階段でコケるというのは誰しも1回は経験あると思うんですが、そういった不要な怪我を避けることができるというのも、階段が無いことのメリットかなと思います。
家事負担を減らす設計ができる
これも階段が無いことに通じます。
特に「洗い終わった洗濯物を2階の各部屋のクローゼットまで持っていく」という作業が中々の苦行だと個人的には思ってまして、この作業を何とか無くしたい。
平屋であれば、大量の洗濯物を持って階段を上がる必要が無いので、家事が楽になります。
さらに、我が家は「ファミリークローゼット」を作り、「洗い終わった洗濯物は全て1箇所に戻す」ということにしています。
これにより、各部屋に洗濯物を持っていく必要が無くなります。
参考までに我が家の間取りです。「ウォークスルークローゼット」が5畳あるので、家族全員分の衣類を詰め込むことができます。
スマートホームを設計しやすい
平屋はスキップフロアが無い限り、全ての部屋が平面で繋がっています。
スキップフロアとは、下の写真のような1フロアに段差をつけておしゃれ空間を演出するものです。
このような段差が無い限り、家の大部分をお掃除ロボットで掃除することができます。
スキップフロアはかなり魅力的だったんですが、やっぱり家の全部屋を自動で掃除したい思いが勝ったので、泣く泣く諦めました。笑
家のマップを覚えてくれる機能のあるお掃除ロボットであればなおよしだと思います。
また、平屋は階段が無いので、家全体でWi-fiが比較的つながりやすいです。
なので、Wi-fiが命のスマートホームにとっては、平屋は適していると言えそうです。
ちなみに我が家ではメッシュWi-fiを採用しているので、家中どこにいても電波がビンビンです。
地震に強い(2階建て以上の建物と比較した場合)
地震の揺れは建物の高さが高くなる程大きくなります。
2階建ての家と比べると高さが断然低いため、地震に強くなると言えます。
ちなみに、単純な四角形に近ければ近いほど、耐震性能はアップします。なので、単純な四角形の平屋が耐震性能が最強です。
見た目がおしゃれ
2階建て住宅よりも平屋の方が「重心が低い」ためか、おしゃれに見えます。また、屋根が比較的大くなるので、重厚感も増すような気がします。
ちなみに我が家の外観はこんな感じになりました。個人的には結構おしゃれに仕上がったと思っているんですが、まぁそれも人によりますかね。笑
あとは家の中の話ですが、おしゃれハウスの代名詞である「吹き抜け」や「勾配天井」を設計しやすいというのもメリットと言えそうです。2階建てだとどうしても、吹き抜けを作るために間取りに制限が出てきてしまいますので。
屋根が大きいので太陽光パネルを設置しやすい
屋根が大きいということで、太陽光パネルの設置をお考えの方にとってはかなりメリットだと思います。
太陽光パネルは大きければ大きいほど発電効率が良くなりますし、せっかく設置するなら10kW分のパネルを設置したいですよね。
ただし、太陽光パネルはかなりの重量があります。
屋根の重量は軽い方が「耐震性」が強くなることが分かっているので、先述の「地震に強い」というメリットは多少弱くなるということは知っておくべきポイントかなと思います。
ちなみに私は、「太陽光パネル」に関しては否定派です。
理由としては、太陽光パネルの設置って結局「投資」と同じだと思っていて、パネルの設置費用と予想年間収入、メンテナンス費用や補助金等全てを考慮して自分なりに「利回り」を計算した結果、私の住む土地では大した利回りは期待できないと思ったためです。
平屋のデメリット
平屋には当然デメリットも存在します。
私が感じたデメリットをご紹介します。
2階建てよりもコストがかかる
「平屋の方が2階建てよりも安く出来そう」
最初はそう思っていましたが、全くの逆でした。
平屋の方が「屋根の面積」と「基礎の面積」が大きくなるため、結果的に2階建てよりも高くなるんだそうです。
我が家もそうでしたが、大抵のハウスメーカーは平屋の方がコストが高いはずです。
住む場所(土地)が制限される
「平屋に住みたい」と思ったはいいものの、じゃぁ満足のいく平屋を建てるには一体何坪の土地が必要なのか。
2人暮らしなら、2LDKほどで足りるので、延べ床面積が30坪ほどあれば十分に満足のできる家が建つと思います。駐車場分を入れても50坪ほどの土地で足りるので、それくらいなら市街地の近くでも良い土地が見つかると思います。
しかし、子供がいて3人家族以上となってくると、延べ床面積としては35~45坪は欲しい。さらに、車2台分の駐車場+庭となると、土地面積としては最低でも70坪以上は欲しい。
そうなってくると、必然的に山側の「広くて安い土地」になってきます。
市街地の70坪以上は探せばあるけど、もちろんコストも跳ね上がります。
なので、平屋を建てようとすると、2階建てを建てる場合よりも土地の選択肢が狭まるというのがデメリットです。
私の考えとしては、以下の条件を満たしていれば多少山でも構わないと考え、100坪程以上の土地を900万円で購入しました。
- 保育園・小・中学校が近くににある
- スーパー、コンビニ、病院、ドラッグストア等が車で5分以内で行ける距離にある
周りの建物によっては日当たりが悪い
平屋は建物の高さが低いので、周りに大きな建物があるともちろん日陰になってしまいます。
2階建ての家に挟まれる場合などは注意する必要があります。
我が家は2階建ての家に挟まれていますが、両隣の家との距離を十分にとったため、圧迫感もなく日当たりも問題無かったです。これも、土地の広い山側に建てたおかげかもしれないです。
まとめ
筆者が平屋を建てて実際に住んでみるまでに感じたことを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
私は平屋を建てるために、生まれて初めて山側に移住したわけですが、今のところそんなに大きな不満は無いです。
強いて不満を挙げるなら、「飲み会の時にタクシー料金がめちゃくちゃかかる」、「歩いてコンビニに行けない」くらいですかね。
あとは「山が近いので、虫がめっちゃ多い」というのもありますね。
地味にそれが一番嫌なことかもしれない。。笑
まぁでも平屋にはそれらに勝るメリットがあるので、平屋をお考えの方には「平屋はやっぱり良いですよ」とお伝えしたいです。
ウチは、平屋もさることながらスマートホーム化というのも実施していて、今では結構至る箇所を自動化しております。
今後もそういった情報を書けたらと考えていますので、他の記事もぜひ見てみてください。
以上です。