どうも。スマートなくらしを模索していますサスと申します。
我が家は壁に極力、コンセントを付けたくないということで、フロアコンセントを複数個取り付けていますが、フロアコンセントは「普通に」施工すると下の写真のような感じででっぱりが出来てしまいます。
我が家の場合は5ミリほど出っぱっているので、この上を歩くときは毎回ちょっと気をつけなければいけませんでした。
優良なハウスメーカーや工務店であれば、
「それはバリアフリー施工をした方がいいですよ」
と提案してくれるのかもしれないが、我が家の場合(ハウスメーカーは一応伏せて置きます。笑)は一切そんなことは言われずに、「普通に」施工して頂きました。
そんなわけで、フロアコンセントをフラットにする施工を自分でやってみようと思い、先日実際に床を削ったのでそのレポートをしてみたいと思います。
- フロアコンセントが浮いていて気になるな
- これからフロアコンセントを付けるけど、バリアフリー施工の料金が高いな
このようにお考えの方は、DIYでも可能であることを考慮に入れると良いかもしれませんので、是非ご一読してみて下さい。
Contents
バリアフリー施工に必要なモノ
まずは、自分が施工をする際に使った道具や工具を書いておきます。四角型のフロアコンセントの施工に対応しています。丸型は対応できません。
- 鉛筆
- 定規
- ドライバー
- トリマー(ストレートビットを使用)
- 固定するための木材等
- 両面テープ
- マスク、保護メガネ(あれば)
こんなところですかね。
多分「トリマー」が分からない人がいると思うので簡単に説明すると、木材を決まった形に削るための電動工具で、「ビット」と呼ばれる金具をトリマーに装着し、それを回転させて木材を削ります。
上の写真で言うと、緑の大きいやつです。
今回のように、単純なくぼみを作りたいような時は、ストレートビットを使用します。ストレートビットは一番単純なビットで、上の商品は一本だけ付属しています。
私もそれを使いましたので、別途購入する必要は無いかと思います。
施工の概要
施工の概要は以下のようになります。
- 現在付いているフロアコンセントの淵を鉛筆で型をとる
- 使用するトリマーのビットからガイドの辺までの長さを把握する
- ①で付けた印からトリマーのガイド分を定規で目印を付ける
- 木材を固定する
- トリマーで削る
トリマーは実際に使ってみると分かるのですが、かなり振動するので何かで抑えながらトリマーを移動させる必要があります。
直線であればなんでも良いのですが、木材の端材なんかが適していると思われます。
こんな感じで木材の下に両面テープを貼って固定してそれに沿ってトリマーを動かす。これが基本の動作で、この動作を繰りし徐々に削っていくという作業になります。
トリマーを使ってみる
トリマーを使うのが始めてだという方は、一回不要な木材で練習してみた方が良いと思われます。トリマーを使ったことがある方は飛ばしてください。
なんでも良いので不要な木材を用意して、実際に削ってみます。意外と軽い力でスーーっと削れてしまうので、ここで感覚を慣れさせておくと良いかと思います。
粉塵がめちゃくちゃ飛ぶので、マスクと保護メガネはやっぱりあったほうが良いと思います。
今回、5ミリほどの深さを削りたいのでどの位置にすれば深さが5ミリほどになるのか、目星をつけておくと良いと思います。
施工するイメージができたら、次に進みましょう。
実際にやってみる
それでは、実際に私が施工した手順を書いていきます。
① フロアコンセントを外してみる
まずは、フロアコンセントを外すとどんな感じになっているかを確認します。
こんな感じで削られていました。めちゃくちゃ適当ですね。まぁこのコンセント部分が埋まればなんでも良いのか。
まぁでもこれが普通なのかな。
気を取り直して、この切り口を少し削ることで段差をつけようというのが今回の施工内容です。
少しイメージしにくいかもしれないので、先に完成形を載せます。
もし、我が家と同じく削り口が適当でも問題なく施工できるのでご安心を。笑
② フロアコンセントの淵を鉛筆でなぞる
まずはフロアコンセントを元の位置に戻して、鉛筆でなぞります。こんな感じで。
これが、トリマーで削りたい部分になります。
この線をはみ出してしまうと、コンセントと床の間に隙間が出来てしまうのではみ出さないように距離を測って、木材を固定して施工します。
③ トリマーのガイドからビットまでの距離を測る
次に木材を置く位置を決めたいのですが、その前に、トリマーのガイドからビットまでの距離を測る必要があります。
「ガイド」とは、トリマーの周りの四角のやつを指します。
距離を測るとはどういうことかと言うと、この四角形4辺のうちのどれかを使って削ることになるんですが、よく見るとビットをつける位置からガイドの端までの距離が異なります。
これは、他のトリマーだとどうなのかわからないですが私の持っているMakitaのトリマーはそうなっていました。
なので、どの辺を施工に使うのかを1つに決めて、ビットからの長さを測ります。
私は上の写真で言う、左辺を使うことにしました。この距離を測ると大体4.5センチほどだったので、②でつけた印から4.5センチ分離した箇所に線を引くことになります。
④ 木材を置き、固定する
③で測った距離分を離し、木材を置きます。
その際は、木材に両面テープ等で動かないようにします。
これを、③で測った距離分を離してしっかりと固定します。③で測った距離よりも気持ち少なめで置いた方が良いかもしれないです。多めで距離を取っちゃうとやり直しが効かなくなるので。。
⑤ 実際に削ってみる
木材をちゃんと固定されていることを確認して、③で決めた向きをちゃんと合わせてから削ります。
目標の深さまでいきなりやると失敗するリスクがあるので、徐々に徐々に削っていくといいと思います。
私の場合は目標の深さが5ミリだったので、最初は大体2ミリほどでしょうか。こんな感じでやってみました。ちゃんと綺麗に削れています。
⑥ 同じ要領で他の辺も削る
大体の要領は掴めたと思うので、ここからは別に私と同じようにやる必要はないと思うのですが、私はとりあえず他の3辺も深さ2ミリのままで削りました。
理由はとりあえず削ってみて、フロアコンセントがちゃんとフィットするかを先に確かめたかったからです。
今までと同じ要領でこんな感じで削ります。
注意点としては、他の辺を施工する場合も③で決めたトリマーの方向で削ることですね。別の方向にすると距離が異なるので。
全ての辺を深さ2ミリで削り終えました。意外と上手にできたんじゃないでしょうか。
⑦ 一旦、フロアコンセントをはめてみる
削った部分にちゃんとコンセントがはまるかを確かめます。
ちゃんとはまってくれました。なので、削る範囲はこれで完了ということで、後は深さを削るだけということになります。
ここで、はまらない(削る範囲が足りない場合)は、前の工程に戻って同じ深さで再度削ると良いと思います。
ちゃんとはまったら次に進みます。
⑧ 深さを調整して、目標の深さまで削る
後はより深く削るだけ。
ですが、ここも深く削りすぎると、逆にコンセントの位置がフローリングよりも低くなりかねないのでやはり「徐々に徐々に」削ることをおすすめします。
木材を前回と同じ場所に置いて、ビットの深さを少し深くして削ります。
こんな感じで。我が家は複合フローリングで何層かに木材が分かれているため違う色の木材が出てきました。
4辺とも完了しました。
⑨ 再度コンセントをはめてみる
再度はめてみます。
まだ微妙に浮いているので、あとほんの少しだけ深くします。
再度⑧に戻って深さを調整→確認を繰り返して、目標の深さまで削ります。
⑩ 深さを微調整して完成!
⑧⑨を繰り返して完成なのですが、私は本当にズボラで後悔しているんですが、最後の最後にミスってしまいました。
もう要領は分かったので、調子に乗って木材を使わずにトリマーを使っていたら案の定勢い余って削ってはいけない部分まで削っちゃいました。笑
そのせいで微妙に隙間が出来てしまう羽目に。なんたる失態。。
まぁまぁ、一応完成です。小さいことは気にしません。
後は、フロアコンセントをもとに戻して完成です。
お疲れ様でした。
ちなみに、空いてしまった隙間は埃とかが溜まると嫌だったので、ボンドで埋めました。笑
固まればちゃんと透明になるので、気になりません。
もうここを開けることは無いと思ったので。私と同じくミスってしまった人はこうしたら良いかもです。笑
まとめ
ざっとフロアコンセントのバリアフリー施工の手順を書いてみましたがいかがでしたでしょうか。
仕上がりは多少問題はあったものの、やっぱり微妙にあった段差がフラットになると本当に気にする必要が無くなったのでストレスフリーになりました。
見た目的にもスマートになったと思いますし、個人的にはやっぱりフラットの方がおすすめです。
実は、我が家にはまだあと2つフロアコンセントがあるんですが、その2つは丸型のフロアコンセントでして、そこも何とか同様に削ってみましたが、意外とうまくいきました。
以上、もし自分でも出来そうと思われた方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。