「ダクトレール」ってご存知でしょうか。
私は家づくりをするまでは聞いたこともありませんでしたが、モデルハウスを回っているうちにダクトレールの存在を知り、デザイン性と利便性の高さに惹かれ絶対に取り入れたいと思っていました。
実際に新築した我が家に取り入れてみたのですが、すごく使い勝手がよくデザイン的にも気に入っています。
本記事ではこのダクトレールについての情報を書いていきます。
新築を検討している方の手助けになれば嬉しいです。
Contents
ダクトレールのメリット・デメリット
ダクトレールはメリットの方が大きいですが、多少のデメリットも存在します。
照明を簡単に変えることができる
ダクトレールのメリットは何と言っても、「照明を簡単に変えることができる」という点じゃないでしょうか。
新築後の「照明」に関する後悔って意外と多くて、『この照明なんかデザインが嫌だなぁ』とか、『照度が暗いなぁ』とか実際に住んでみてから気づくことが結構あります。
そんな時でもダクトレールであればすぐに交換することができます。
デザインも、スポットライトだったり、ペンダントライトだったり、多岐に渡るのでお好みのデザインの照明は見つかりやすいと思います。
導入のハードルが低い
ダクトレール自体の値段は安価で、5000円ほどでとりつけることができるはずです。
なので、新築時にハウスメーカーに付けたいと言えば簡単に取り付けてくれます。
ダクトレールを後付けしたい場合でも、引っ掛けシーリングがあれば後付け用の製品があるので、導入しやすいです。
触ると危険
デメリットとしては、とくに大きなデメリットはないと思っていますが、強いて言うなら「触ると危ない」くらいですかね。
電源がむき出しになっている訳ですから、誤って電源部分に触ると感電する可能性があります。
ただ、大概は天井や壁の高い位置についていると思われるので、そういったリスクは少ないと思います。
照明器具を取り付けるときに注意すれば日常生活に支障をきたすことはありません。
特に、こどもには「絶対にさわらないよ」と注意しておきましょう。
リモコン制御や調光ができる照明は限られている
照明をリモコンでON /OFFできたり、調光できると非常に便利だと思います。
ダクトレール用照明の場合、リモコン付きの商品はありますが、お好みのデザインの照明にそれらの機能が付いているとは限りません。
スポットライトのタイプであればリモコン付きの商品は結構あります。
たとえば、こういったデザインに凝っているような照明だとどうしてもリモコン制御や調光ができない商品が多いです。
どうしても遠隔操作がしたいという方は、後述しますが、「スマートスイッチ」を使えばスマホやアレクサでの制御はもちろん、調光も可能になります。
どのようにダクトレールを設置するか
我が家はリビングとキッチンにとりいれていますが、大概はリビング・ダイニング、キッチン、洗面所じゃないでしょうか。
では、どのように設置するか。以下のようなやり方があると思います。
1本の線
一番多いケースだと思います。シンプルなので、キッチンとか洗面所に合うと思います。
四角で囲む
直角のジョイントを使用して、四角で囲むこともできます。
これにより、「一つの空間の区切り」を表す効果があります。
我が家ではリビングに四角でダクトレールを設置していますが、リビングとダイニングを区切るイメージでこのようにしました。
合計8個のライトを取り付けているので、明るさは問題なしです。
気分にあわせて、照明を取り替えることができるので、気に入っています。
T字にしてみる
このようなジョイントを使って、T字にしているお宅も結構あります。
どこにどうやってT字を設置するかはセンスが問われそうですが、バッチリ決まるとおしゃれに映えそうですね。
やろうと思えばどんな形でも
基本的に、一つのレールをジョイントを介してつなぎ合わせて形を作りますが、このようにフレキシブルなジョイントもあるので、これであれば四角形以外のイレギュラーな形も可能になります。
あまり奇抜な形にするのは目立ちすぎて、リスクが高い気もしますが。。笑
ダクトレール用のおすすめの照明
私が個人的に良いと思った商品をご紹介したいと思います。
スポットライト
この商品は我が家でも使っているのですが、電球とは別でソケットのみのシンプルな商品です。
電球は別途用意する必要がありますが、調光や色を変えることができるものにすれば楽しい空間にすることができそうです。
他にもデザイン性の高いスポットライトがあるので、おうちの雰囲気に合わせるといいと思います。おしゃれなものはAmazonよりも楽天の方が見つけやすい気がします。
ペンダントライト
ぶら下げるタイプの電気です。
我が家はキッチンに使用していますが、結構おしゃれな感じになるので気に入っています。
電球がむき出しのやつもおしゃれ。
ダクトレールは照明以外にも使い道が
ダクトレールは照明だけでなく、以下のような用途でも使うことができます。
ただし、壁スイッチの電源がONしていないとダクトレールには通電していないので、そこは注意が必要です。
シーリングファン
ダクトレール用のシーリングファンがあるので、大きいリビングに取り付けてみても面白いと思います。
ただ、結構大きいので天井が高めの部屋に適していると思われます。
天井が低いと部屋を圧迫してしまう可能性があります。
照明とファンが一体になったものもあるので、これも便利。
コンセント
コンセントがあれば便利なケースもあると思います。
ただ、このコンセントを常時使う用にすると、ケーブルが垂れ下がることになるのであまり適していない。
たとえば、私はスマホの充電用のケーブルを使うと便利なんじゃ無いかと考えましたが、ケーブルがぷらんと下がっていては見た目がよろしくないので、もしやる場合は柱に伝わせる等の工夫が必要かもしれません。
我が家ではコンセントを取り付けたはいいものの、あまり使っていません。。笑
カメラ
ダクトレール専用の見守りカメラもあります。
カメラは電源が常時ONでないといけないので、そこは注意が必要ですが。
スピーカー
ダクトレール専用のスピーカーもあります。
この商品はBluetooth接続できるので、スマホの音楽を再生できたり、いろんな楽しみ方がありそう。
2台あればステレオ再生も可能なので、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。
インテリアをぶら下げる
<出典:e-花屋さん>
ダクトレールである必要はあまりないかもしれませんが、このようにお花や植物をぶら下げているお宅もあります。
お部屋を華やかに彩りたい方に適した使い道です。
このようなフックを使用してぶら下げます。
ダクトレール照明はスマート化できる?
ダクトレール照明は「スマートスイッチ」を使用することで、どんな照明でもスマホ制御やスマートスピーカー制御ができるようになります。
スマートスイッチとは簡単に説明すると、壁スイッチをWi-fiで制御できるという優れものでして、これであれば照明の種類は問わずスマート化することができます。
我が家も実際にスマートスイッチを用いて、ダクトレールをスマホやアレクサで制御しています。
非常に便利なので、ダクトレールと併せて検討してみても良いかと思います。
詳細は以下の記事に書きましたので、気になる方はぜひ。
おわりに
ダクトレールの使い道は多岐にわたり、汎用性が高くデザイン的にも良いと思います。
この記事をまとめます。
- ダクトレールは照明をすぐに交換できるし、デザイン性が高い
- 導入のハードルは低く、安価で簡単に施工できる(施工には資格が必要です。)
- 触ると危険だけど天井に取り付ければ基本触らないので問題なし
- いろんな形でダクトレールを形成できる
- 照明以外にも、シーリングファンやコンセント、スピーカー等にも使用できる
- ダクトレールの照明もスマートスイッチを使用すればスマート化することができる
是非、あなたの新築にも取り入れてみてはいかがでしょうか。