Hueよりも優秀?スマート電気ならスマートスイッチ一択の理由

電気をスマート化する方法はいくつかありますが、私はダントツで「スマートスイッチ」によるスマート化を推します。

現状は「Hue」という商品が電気のスマート化において一番リードしている印象を持ちますが、本記事ではHueも良いけど「スマートスイッチ」もめちゃくちゃ良いんだよというのをお伝えできればなと思います。

 

先にこの記事の結論を書くと、

 

この記事の要点

既存の家はHueでもありだけど、新築なら絶対にスマートスイッチ!

 

です。詳細を書いていきます。

 

サス

個人的には既存の家でも電気工事をしてスマートスイッチを採用しても良いんじゃないかと思っている。それくらい気に入っています。

 

 

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スマートスイッチとは

巷には「スマート電気」だの「スマートライト」だの「スマート電球」だの、ややこしい言葉が散見されますが、ここでは以下のように定義します。

スマート電気(スマートライト)はシステム全体の総称を指し、スマート電球とスマートスイッチはそれを実現するための手段という位置付けとしました。

 

まず「スマート電球」を簡単に説明すると、電球の中にスイッチがあり、そのスイッチを遠隔操作してやろうといった仕組みの製品になります。

 

 

対して、「スマートスイッチ」は「電気(電球等)」を遠隔操作するのでは無く、「スイッチ」を遠隔操作できるようにしよう!という発想の製品になります。

 

スマート電球の場合は、「壁スイッチ+電球の中のスイッチ」の計2個のスイッチがあるため、「壁スイッチはONした状態」というのが前提になってしまいます。

対して、スマートスイッチは、壁スイッチを直接制御する分ムダが無いのが最大の特徴と言えます。

 

 

サス

スマート電球の場合、遠隔操作した後に壁スイッチを押しても、反応してくれなくなる場合があります。

 

 

スマート電気「Hue」に感じた違和感

我が家を新築するとき、どうやって電気をスマート化しようと悩んでいたところ、真っ先に検索にひっかかるのが「Hue」でした。たぶん今でもそうだと思います。

専用の電球を取り付ければ、スマホやアレクサから電気を制御できる優れモノだと。

パッと見良さそうだけど、懸念点が2点ほど浮かびました。

 

Hueの懸念点
  • 壁スイッチがOFF状態の場合は使えないのでは
  • Hue専用の電気(電球)じゃないといけないのでは

 

壁スイッチがOFF状態の場合は使えない

一つは、「壁スイッチがOFF状態の場合は使えない」という懸念。

Hueはスマート電球の部類なので、壁スイッチがOFFしているともちろん電気は点灯しなくなっちゃいます。

 

リモコン式の電気を使ったことがある方なら想像できると思いますが、リモコンで制御できるからと言って、壁スイッチを使わない訳ではないんです。むしろ、壁スイッチの方が使う。リモコンスイッチは寝る時だけという方がほとんどではないでしょうか。

この「壁スイッチ」を使うことを制限されるというのは、結構ストレスになるんじゃないだろうかと感じました。

 

ただし、現在Hue専用のスイッチも販売されていて、Hueの電球とセットで使用することで「壁スイッチがOFF状態の場合は使えない」という現象は回避出来るみたいですね。

 

サス

次項にも述べていますが、「Hueの電球とセットなら」というのがかなり嫌なポイント。しかもバッテリー式なので定期的な充電が必要な点もちょっと面倒。

 

 

Hue専用の電気(電球)じゃないといけない

もう一つは、「Hueが販売している電気じゃないと使えない」点。

別にHueのデザインが悪いとは言いませんが、一番の理想は、自分の好きなデザインの電気をスマート化することではないでしょうか。

Hueを選択すると、デザインが制限されてしまいます。

電球を使用している照明ならHueも使うことができますが、そうではない照明も多いですよね。

 

 

本当に「スマート」電気だろうか

ということで、個人的にはHueを選んで本当にスマート電気と言えるだろうか?

と感じちゃいました。

手動スイッチ操作だろうが遠隔操作だろうが、ストレス無く使えるのが本当に「スマート」と言えると思います。

 

そこで、もっと良い商品があるはずだと色々調べていく中で「スマートスイッチ」というものに出会いました。

これは、海外では比較的当たり前に使われている商品みたいで、何故か日本にはあまり届いていない。

 

日本のメーカーでも作っている会社が無いんですよね。。

もっと日本のメーカーに頑張ってもらいたい。

 

 

Hueとスマートスイッチの比較

上に書いたとおり、スマートスイッチの方が優れているというのは明らかだとは思いますが、一応見やすく比較してみます。

スマートスイッチは代表としてTP-Link社の「HS200」を比較対象とします。でも、大抵のスマートスイッチは同等の機能だと思ってもらっても良いと思います。

 

 

Heu  VS スマートスイッチ(HS200)

HueとHS200の比較表です。

 

比較対象項目Hueスマートスイッチ(HS200)
値段スマート電球が1個
6000円
商品にもよるが1個
3000円
デザインHueの販売している
電気 (電球)のみ
あらゆる電気(電球)
に対応できる
音声操作
スケジュール操作
スマホ操作
外出先からの操作◯(別途ハブが必要◯(ハブは必要なし
手動操作△(遠隔操作の後に
手動操作をすると
おかしくなったりする)
IFTTT
取付の難易度後付けも簡単後付けの
難易度が高い

 

 

後付けならHueもありだが、、

Hueって何と言っても、値段がかなり高いんですよね。

ただの電球が1個6000円以上もしますし、

 

電気の種類も、バーライトだったり間接照明だったり、多少の種類がありますが、それでもやっぱり選択肢が少ない。(しかもめっちゃ値段高い。)

たとえば、普通に一般的なシーリングライトとか、ペンダントライトとかをスマート化したいとなるとHueではそういった商品がないので対応できません。

 

 

さらに、外出先から遠隔操作をしたい時は、別売りのハブ(ブリッジ)が必要なんです。

 

スマートスイッチならシーリングライトだろうが、ダウンライトだろうが、シャンデリアだろうが、何だってスマート電気化できるし、別途ハブを用意する必要もありません。

 

 

新築ならスマートスイッチ一択!

 

Hueのメリットをあえて言うなら、やはり後付けのしやすさだと思います。

既存の家に取り付けるなら、Hueという選択もありかもしれませんが、もしあなたが新築をお考えでスマート電気にHueを採用しようとしているなら、私は全力で止めたい。

 

サス

まぁここまで読んで頂けているとすれば、その考えは改められていると信じたいが。。。

 

新築なら、なおさら自分好みのデザインの電気を付けたいですよね?

最近の住宅は「ダウンライト」が標準でついているお宅が多いと思うので、ダウンライトをスマート電気化したいとなるとやはりスマートスイッチ一択になります。

ダウンライトは「電球一体型」のものが主流なので。電球一体型だとHueは取り付けることができません。

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ちなみに、既存の家でも、スマートスイッチの取付自体は比較的簡単なので、もし電気工事士2種の資格をお持ちの方は自分で取り付けてみるのも一つだと思います。

我が家でも自分でスマートスイッチを取り付けてみる予定でいます。(筆者は電気工事士の資格を持っています。)

 

サス

資格をお持ちでない方でも、電気屋さんに取り付けをお願いするという選択肢もあります。多分1万円以内でできるんじゃないかな。

 

 

 

 

スマートスイッチの候補

スマートスイッチと連呼しているけど、実際どうやって手に入れるんだよと思いますよね。

実店舗で販売しているのは見たことがないので、ネットで注文するしか手にいれる方法は無いと思われます。

じゃぁどういった製品の候補があるのか。ここで挙げてみたいと思います。

 

Kasa Smart Light Switch HS200(KS200)

我が家でも使用していて、一番おすすめなのがこの商品です。ただ、やっかいなことにこれがなかなか日本で販売していないんです。画像をクリックで商品ページに飛びます。

 

 

サス

Amazonでも楽天でもどこにも売っていない!昔はAmazonで売っていたらしいですが。。

 

ということで、私はアメリカのAmazonから個人輸入しました。アメリカ版のAmazonから購入する方法はここでは割愛しますが、そんなに難しいことではありません。(ググってみてください。)

輸送費用が別途、1200円ほどかかりましたが、商品自体はそんなに高くないので安心してください。

ネットの隅々まで探してみたところ、Yahooショッピングで販売していました!!ただし、単価はかなり高くなっていますのでご注意を。アメリカ版のAmazonで購入するのが面倒という方はYahoo!ショッピングからどうぞ。

 

ちなみに、HS200KS200という商品がありまして、KS200の方が新しい商品ですが、ほとんど同じかと思われます。

TP-Linkの公式ページに商品の詳細があるので、購入前に確認してみても良いかもしれません。

 

 

こちらの記事で詳細レビューしています。

 

 

 

AURA Frontier Smart Home Light Switch - DP形

実はApple社からも販売されています。Apple製では無いんですが。

ただ、電池式みたいで、Wi-fiやアレクサ対応も微妙なので、個人的にはあまりおすすめしない。

 

 

サス

定期的に電池交換しなきゃいけないのはやはりマイナスポイント。

 

 

 

Amazonのスマートライトスイッチ

このようなよくわからないメーカーのスマートスイッチが結構見受けられます。笑

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でも結構見た目もスタイリッシュで良いですし、アレクサ対応も出来るし、電源もAC100Vからなので恐らく日本でも使えそう。

というのを見ると、そんなに悪くなさそうだと思います。

 

もし取り付ける場合は、電気屋さんに相談してみた方が良いかもですね。

 

 

スマート 調光 スイッチ WiFi(メーカー不明)

メーカーはわからなかったですが、楽天でこのような商品もありました。

 

これは調光ができるタイプなので、調光に対応した電気をスマート化したい場合は良いかもしれません。

ただ、個人的にはTP-Linkも調光が可能な「HS220」という商品があるので、そちらをおすすめします。

 

 

おわりに

スマートスイッチの魅力が伝わったでしょうか。

Hueよりも汎用性が高く、費用も安く済む場合が多いと思うので新築の方はもちろん、既存のお家でも工事を依頼してまでも取り付ける価値はあると私は思います。

この記事をまとめます。

 

スマートスイッチまとめ
  • スマート電気を実現したい場合は、Hueよりもスマートスイッチの方が良い
  • Hueは高すぎる。スマートスイッチの方が電気(電球)を含めても安くなる場合が多い。
  • 新築の場合はスマートスイッチ、既存の家の場合はHueもあり
  • スマートスイッチで一番おすすめはTP-Link社のKasa Smart Light Switch「HS200」
  • スマートスイッチ日本ではあまり馴染みがなく、取り扱っている販売店が少ないので、アメリカ版のAmazonで購入するというのも選択肢の一つ

 

以上、誰かの参考になれば幸いです。

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