どうも。2020年にスマートホーム(自称)を完成させたサスと申します。
今回は、スマートホームを語る上では欠かせない「スマートカーテン」について書いてみようと思います。
朝起きてカーテンを開けて、夕方暗くなったら閉める。
この決められた動作が地味にめんどくさいんですよね。
スマートカーテンであれば毎日決まった時間に自動で開閉できますし、任意のタイミングでもアレクサに声を掛ければ開閉できます。
このスマートカーテン(カーテンの自動開閉)を実現したい場合は、新築時でなくても既存のカーテンに取り付けるタイプもあるため、誰でも出来るのでおすすめです。
本記事では、スマートカーテンについて調べまくった筆者が、現状どんな製品があってどれがおすすめなのかをご紹介していきたいと思います。
細かいことはいいよって方は、最後のまとめに比較表を記載していますので、そちらで確認してみてください。
Contents
スマートカーテンに求める条件
「スマートカーテン」と一口に言っても、結構様々な種類があります。
製品によって、できることとできないことがあったりして、選ぶのにかなり時間を掛けました。
私の求める条件はこうでした。
- スマホ操作ができる
- タイマー(指定時間)操作ができる
- 音声操作(アレクサ操作)ができる
- コンセントから電源をとれるもの(または充電回数が少なくて済むもの)
- カーテンレールの長さを指定できる(または調節できる)
- 手動でも開閉できる
こんなところですかね。
最後の「手動開閉ができる」というのは「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、中には出来ないものもあったりするので気をつけなければいけません。
この条件にマッチするものを探しまくった結果、やっとの思いで見つけましたので、私が実際に購入したものと購入候補に挙げたものを全てご紹介します。
※ カーテンの自動開閉は個人的にはドレープカーテンのみに対応すれば良いと考えているので、レースカーテンの自動開閉は考慮に入れていません。
おすすめのスマートカーテン(電動カーテンレール)
カーテンレール自体が電動のタイプと、既存のカーテンレールの取り付けるタイプの両方が候補にあったので、それらを書いていきます。
Olide製スマートカーテン
まずは、私が購入したOlide製のスマートカーテンです。
こんなやつ。
商品ページを見てみてください。めちゃくちゃ怪しくないですか?笑
私も最初はかなり怪しいと思いましたし、不安でした。
なんせ他の商品に比べるとかなり安い。安すぎる。
でも調べていくと、上に書いた条件を全て満たしてくれるし、サポート担当の中国人と思われる方も結構ちゃんと質問に答えてくれるし、組み立ての動画も分かりやすい。
「それなら買ってやろうじゃないか。」
ということで、購入してみました。
結果、大正解でした。
こんな感じになりました。
組み立てとアレクサ接続にはなかなかの時間がかかったものの、一度設置してしまえばもうスマートな生活がはじまります。
このカーテンレールは電源が必要なため、新築を考えている方におすすめです。
設計段階で考えておかないと、普通はカーテンの近くに電源はないですしね。
この商品の詳細は以下の記事に詳しく書きましたので、気になった方は参照してみてください。
SwitchBotのスマートカーテン
次におすすめなのは、SwitchBotのカーテンです。 我が家でも寝室のカーテンに採用しています。
このカーテンは既存のカーテンに取り付けるタイプなので、人を選びません。
カーテンレールの長さも関係無いし、汎用性が高い製品だと思います。
両開きの場合は2つ買わなければいけないのが注意点です。
我が家ではこんな感じになっています。
アレクサ接続する場合は、専用のスマートリモコン(ハブミニ)が必要ですが、毎日決まった時間に開閉するようにしていれば音声操作はそんなに必要ないです。
※ タイマー操作はスマートリモコンは必要ありません。
難点としては、充電タイプなので電池が切れたら充電する必要がありますが、それを克服する技として、こんなものがあります。
「ソーラーパネル」
これは開発者の方、考えましたね。
これがあれば充電回数をかなり少なくすることができるということですね。
商品ページを見ると、満充電で8カ月はいけるそうなので、ソーラーパネルがあれば1年以上はいけるのかな。
といことで、人を選ばないという点ではSwitchbotのスマートカーテンもかなりおすすめです。
'24.4.22 追記
ソーラーパネルは1年ほど使いましたが、あまり使えるものではありませんでした。
我が家の日当たりの問題かもしれないですが、ちょっとだけ充電の減りが遅くなったかなぁくらいに思っておいた方がよさそうです。
イーカーテン (e-curtain)
スマートカーテンを調べていると、この商品がよく出てくる。
・スマホ操作ができる
・アレクサ操作ができる
・タイマー操作ができる
ということでこの商品を発見した瞬間は、
と思っていたんですが、よくよくみるとカーテンレールの長さが決まった長さ(182cm)しか無い!
182cmにぴったり合う窓があるお宅なら良いんですが、そうそういないんじゃないかな。
オーダーメイドで自由な長さにできるらしいが、 それも別料金がかかるそう。
うーーん、これは微妙だな。
やっぱり料金が結構高い。
いや、Olideを見た後だからそう感じるのか?
でも、カーテンレールの見た目はOlideよりは良いように感じる。
なので、この商品はカーテンレールの長さ(182cm)に合う人、レールの見た目にもこだわりたい人向けだと思います。
ちなみに、この製品は「耐久性が10年」と謳っています。
他の製品はそのような記述は見つけられなかったので何とも言えませんが、個人的には10年持てば万々歳だと思う。
むしろ、そこまではっきりと明記してあることには好印象を受けました。
また、既存のカーテンレールに取り付けが可能なところも良いですね。
Moover (nasnos)
「Moover」とか「nasnos」とか名前は異なりますが、商品自体はおそらく同じです。
イーカーテンと似ていますが、微妙にできることが違います。
この商品はスマホ操作とアレクサ操作ができないんです。
タイマー操作ができれば大概問題はないんですが、やっぱり日常の生活を考えるとスマホ操作とアレクサは必須だ。
実際、スマートカーテンを取り付けた今も「ちょっと西日が強すぎるな」なんてときには
は結構頻繁に使っています。
なので、タイマー操作とリモコン操作ができればOKという方はこの商品でも十分なのかなと思われます。
しかし、値段が高い。。
こちらの商品は1cm単位でオーダーできるので、どこの家庭にでも合わせることができるんじゃないでしょうか。
タチカワ製電動カーテンレール
信頼のある大手ブラインドメーカーからも、「電動カーテン」という形で取り扱っています。
おそらく、サポートとか信頼性とかそういう観点で見るとこのタチカワ製のカーテンレールが一番良いんじゃないでしょうか。
ただ、私の求める条件である
・スマホ操作
・アレクサ操作
ができないので、候補からは外れちゃいました。 このメーカーの商品は恐らく、リモコン操作のみですね。
メリットとしては、カーテンレールのデザイン製も優れているところです。
カーテンレールの色を選べるのはこの商品の強みだと思います。
なので「色を選びたい」、「実績のあるカーテンレールが良い」という方にはおすすめです。
Graywind 電動カーテン
Amazonで「電動カーテン」と調べると必ず出てくるメーカーです。ここ最近、Amazonでの「電動カーテン」の検索結果が増えてきていまして、そのうちの一つのメーカーです。
この商品はOlideと同じく、カーテンレールを組み立てて取り付けるタイプで、しかもスマホ操作からタイマー操作、音声操作すべて可能です。
Olideと異なる点は、「カーテン生地」までセットで付いてくることです。
それはメリットでありデメリットでもあると感じています。個人的には、カーテンの素材やデザインは自分で決めたいので別々でもいいのかなぁと思っています。
でもこの商品は、遮光1級カーテンを採用しているし、デザイン的にも決して悪くは無いと思うので全然ありだなぁと思いました。
ただ、この手の商品は時間が経つと消えていることが多いので、リンクが切れていたり、商品が存在しない場合はごめんなさい。
まとめ
この記事で挙げた商品達の比較表を作りました。 下の製品名をクリックすると商品ページにジャンプします。
※ バージョンアップ等で仕様が変わる可能性があることをご了承下さい。商品を購入する際は、各メーカにお問い合わせすることをおすすめします。
特徴 | Olide | Switchbot | eCurtain | Moover | タチカワ | Graywind |
---|---|---|---|---|---|---|
値段 | 2~3万円 | 8~9千円 | 4~8万円 | 5~8万円 | 5~8万円 | 4~5万円 |
片開き/両開き | どちらも対応可 | どちらも対応可 (両開きは2台必要) | 両開きのみ | どちらも対応可 | どちらも対応可 | どちらも対応可 |
スマホ操作 | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ |
タイマ操作 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ (RFリモコンのみ) | ○ |
アレクサ対応 | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ |
手動開閉 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
レールの長さ | ~7.16m | − | 182cm オーダー | 片開 ~2m両開き ~3m | ~5m | ~4m 生地の高さは3.2mまで |
電源 | コンセント | 充電式 (ソーラー充電もある) | コンセント | コンセント | コンセント | コンセント |
モーター位置 | 左右どちらでも | モーターなし | 恐らく右のみ | 恐らく右のみ | 左右どちらでも | 左右どちらでも |
既存のカーテンへの取付け | × | ○ | ○ | ○ | × | × |
あなたのお宅に合うカーテンレールは見つかりましたか?
個人的には、新築の方は断然Olide製のカーテンレール、既存のカーテンに取り付けるならSwitchBot製が一番良いと思います。
最近出てきた Graywindもスペックとしては高いのでありだと思います。
新築の方は必ず、設計段階でカーテンの近くにコンセントを設置するのを忘れないでおきましょう。また、OlideにせよGraywindにせよ、「レール部分があまり見えない方がデザイン的に良い」と思うので、是非カーテンボックスを付けるのをおすすめします。
我が家はカーテンボックスの存在を知らずに家づくりを進めてしまったのでちょっと後悔しています。
以上、誰かの参考になれば幸いです。