新築が完成していざ生活を始めてみると、やはり「あぁ、ここはもっとこうした方が良かったなぁ」と思うことは、もはや家を建てた人は必ず通る道と言っても過言では無いと思います。
かくいう私も、例にもれず後悔している箇所があります。そこまで絶望的な後悔は無いですが。笑
もちろん、新築設計時にネットでも
とかで調べまくりました。
調べまくって「これで後悔の無い設計ができた」と思っていたんですが、やっぱり住んでみないと分からないところがどうしてもあるんです。
というわけで、私と同じ過ちを侵さないようにこれから新築する人の「気づき」になればと思い、書いていこうと思います。
Contents
住んでみて気づいた新築で後悔したこと
実際に私が後悔したことを書いていきます。今後も何か出てきたらここに書き足していこうと思います。
キッチンの水栓をタッチレス水栓にすれば良かった
キッチンの水栓をオプションで+8万円でタッチレス水栓に変更するかどうかの選択を迫られていたんですが、当時はそんなの必要無いよと思っていました。
住んでみてから気づきましたが、ハウスメーカー標準の水栓(上の画像のようなタイプ)では少し物足りなく感じるようになりました。
時代の流れ的にもタッチレスがやっぱり良いなぁっていうのと、単純に見た目をおしゃれにしたいという思いから新築から半年ほどで水栓のリフォームをしました。笑
詳細はこちらの記事に書きましたので、気になった方はぜひ。
なのでちょっと良いなぁというオプションって結構たくさんあるので、お金との相談になってしまいますが、注文住宅である以上やっぱりちょっと無理してでも理想に近づけるべきかなと私は思いました。
その辺はその人考え方によると思いますが。
玄関の窓をもっと増やせばよかった
玄関の窓なんですが、もちろん電気もあるし窓から光も入るし、特に暗いと思うことは無いんですが、玄関に入ったファーストインプレッションとしては、ちょっと開放感に欠けるなぁという印象を受けてしまいました。
あまり外から見えるのもなぁという思いから、かなり高い位置に横長の窓1つだけにしましたが、結局すりガラスにしたので、外からは全く見えません。
いっそのこと思い切って大きい窓にするか、同じサイズの横長もしくは縦長の窓を3連で並べるとか、そういう遊び心を入れたら良かったなぁと今では思います。
さらに、玄関の窓は換気するために開けることがあるだろうと思っていたんですが、今まで住んでから約2年間、一度も窓を開けていません。笑
FIX窓にした方が、見た目ももっとスッキリしたのになぁと後悔しています。
開けられる窓にすると、上の画像のように「でっぱり」ができてしまうんです。
これ、めっちゃダサいので取りたいんですが取れない。
子供部屋とリビングが近すぎた
我が家のリビングは子供部屋が2つ繋がっています。
子供部屋に行くには必ずリビングを通るようにしたいという妻の思いがあったので、それはまぁ了承してこのようにしたんですが、
やっぱりよくよく考えると、リビングからドア1枚で子供部屋というのは「子供にとってのプライバシーがあまり無い」のかなと。
子供部屋からリビングのテレビの音がめちゃくちゃ聞こえるし、逆も然りなので、今はまだ子供が小さいのであまり使っていないんですが、将来彼女ができて電話をしたいときとか静かに勉強したいときとか色々ストレスフルな状況が生まれそうだなぁと妄想する今日この頃です。
踊り場的なスペースをはさんで、子供部屋にするのが良かったのかなぁと今になって思います。
収納できるスペース(部屋)がもっとあれば良かった
収納は絶対困るから、たくさんあるに越したことは無いと思い、土間収納約1畳とファミリークローゼット5畳、食品庫約2~3畳+各部屋にクローゼットを設けたんですが、それでも足りないと感じてしまっております。
特に、「大きいものを収納するためのスペースが足りない」と強く感じていて、
例えばシーズンものの「こたつ」だとか「クリスマスツリー」とか、「車のタイヤ」とか「アウトドアグッズ」とか「サーフボード」とかetc... 。サーフィンしないけど。
一時しか使わない大きいものって結構あるし、今後も出てくると思うんですよ。
我が家は比較的小さめのものを収納するスペースは結構あるんですが、そういう大きいものを入れれるところがほぼ無い。そこがすごく後悔しています。
なので、土間収納のスペースをもっと広げるとか、お金は掛かるけど屋根裏収納を検討するとか。
間取りを考えているときに、こうなることを予想出来ていれば、もう少し何とかなったかも。
と思ってしまいます。
収納スペースの電気を付ければ良かった
我が家は「テレビ裏収納」というものをつくりました。
壁掛けテレビの裏を収納スペースにして、見せたく無いコード類やWi-fiルーター等を全てぶち込むためのスペースなんですが、そこのスペースのための電気を付けるのを忘れていました。
リビングの電気で届くだろうと思っていましたが甘かったです。笑
影になるところや、収納スペースの電気は結構見落としがちなところだと思うので、注意が必要かと思います。
現在は、テープLEDを取り付けることで何とか明るくなりました。
詳細はこちらに書きました。ダボレールによる棚であれば、こういう対策もできますよと言うことで、知っておいても良いかと思います。
サンルームは不要だった
洗濯物を干すスペースです。
アパートに住んでいた時は、当たり前のように洗濯物をサンルームに干していたので、
「そりゃサンルームは必要だろ」
ということでサンルームを作ったんですが、洗濯機を最新のドラム式のやつに変えたこともあって、洗濯物を干すという作業がほぼ無くなりました。
したがって、サンルームは今はただの通り道と化しています。
もちろん、乾燥機にかけることができないものを干すことはたまにあるので、干すスペース自体は必要ではあるんですが、それ専用のスペースは別に必要なかったなぁという感じですね。
もしくは、もう少し狭くしても良かった。4畳くらい場所をとっているので。
換気口の向きが隣の家の排気口と近かった
これは本当に住んでみるまで気づけなかったです。
ウチは24時間換気があるんですが、その換気口が一か所にまとまっているんです。
その換気口がまさかの隣の家の排気口の傍になっていたんです。
つまり隣の家で排気した汚れた空気を家の中に吸ってしまう可能性があるんです。逆も然りかもですが。
なので、たまに隣の家の魚を焼いている臭いがするときがあったり、タバコの臭いがしたり。
一番悩んでいるのが、薪ストーブをされているっぽいので、その臭いがもろにウチに入ってくるときがあります。
何が最悪って、いざそうなっても隣の人には文句も言えないし八方塞がりの状況になってしまいます。
みなさんも、あらかじめ「隣の家の換気(排気)口はどこか」という情報も一応入れといた方が良いかもしれません。
洗面所と脱衣所を別々にすれば良かった
やっぱり、洗面所って結構使うんですよね。(当たり前)
洗面所と脱衣所が一緒だと、風呂から上がったら誰かと鉢合せてしまう可能性が高いんです。
いくら家族でも隠すところは隠すべきだし、来客の際は特に神経質になる必要があるし、やっぱりなんとなく洗面所と脱衣所って別々の方が品がある感じがしませんか?
そういう意味でも私は脱衣所は別であった方が良かったのかなと思います。
一応、洗面所と脱衣所を別々にする案もあったんですが、上で出てきた「サンルーム」を作るため、なくなく脱衣所を諦めたという経緯があります。
カーテンボックス(天井埋め込み)を付ければ良かった
これはインテリアデザインの話です。
カーテンボックスとは、上の画像のようにカーテンレールを隠して部屋をスッキリ見せるためのものなんですが、ウチはカーテンレールを天井付けにしているんですが、それが丸見えなんですね。
こんな感じで。
このカーテンレールは電動でかなりお気に入りなんですが、このレールが見えることによってやっぱりちょっと見た目が悪いなぁと見る度に思ってしまいます。
「カーテンボックス」の存在は、自分でカーテンをDIYした後に始めて知りました。後付けもできるらしいんですが、圧倒的に埋め込みタイプの方がオシャレだと思います。
後付けだとこんな感じ。
楽天とかにも売っています。
もっと早く知っていれば、絶対に埋め込み式のカーテンボックスを付けていました。
まとめ
結果、9つほど後悔した点がありました。まとめます。
- キッチンをタッチレスにすれば良かった
- 玄関の窓をもっと増やせば良かった
- 子供部屋はリビングから少し離せば良かった
- より大きいものを収納できるスペースを作れば良かった
- 収納スペースの電気を設置するのを忘れた
- サンルームは不要もしくは最小限の広さにすれば良かった
- 24時間換気口が隣の家の排気口と近すぎた
- 洗面所と脱衣所を別々にすれば良かった
- カーテンボックスを付ければ良かった
いずれも絶望的に後悔している訳では無いんですが、やっぱりふとした時に、「あぁ、ここがこうだったらな」と思ってしまいます。
順位を付けるなら、ぶっちぎりで「換気口が隣の家の排気口と近かった」が1位です。笑
隣の家の匂いを自分の家に入れるのは中々のストレスです。隣の人も別に悪意があるわけじゃないので、換気口を取り付けてからでは対策のしようが無い。泣
皆さんも一応ハウスメーカーの人に相談してみても良いかもしれません。
人の後悔した点が自分にも当てはまるかどうかは分からないですが、「どういう部分で後悔する可能性があるのか」を知っておくことは、良い家づくりに繋がることだと思います。
ですので、この記事だけでなく他の色んな方の後悔記事を見て情報収集することをおすすめします。
以上、誰かのお役にたてれば幸いです。