
我が家はLIXILのキッチンを使っているのですが、カウンター下に何もないのでとりあえず、ゴミ箱を置いたり、空気清浄機を置いてみたりしていました。
まぁそんなに文句は無かったんですが、何となく統一間が無くてさみしいなと。
この空間を有効活用できないかと。そう思うようになりました。
調べてみたところ、ネットで簡単にオーダー家具を作れることを知りました。
特に以下のPamounaというサイトの商品がおしゃれで良いなぁと思って、よくシミュレーションをしてました。
本当にシンプルで良い感じなので、試してみてください。
・・・ですが、よくよくこのサイトを見ていると、
「必要な部品とか説明書は送るけど、後は自分で組み立てて」
と書いてありました。
ここで、ふと気付きます。
これ、木材とか部品の調達さえできれば、自分で作れるのでは?
思い立ったが吉日、すぐに木材を調達してやってみました。
結果、このような感じになりました。
いかがでしょうか。
個人的には、この上なく気に入っています。特にアカシア集成材の木目が良い感じになっていると思っています。
サイズももちろんちゃんと測って調達したので、ピッタリだし、本当にやってみて良かった。
ということで、参考になるかは分からないけど、自分のやったことを書いてみようと思います。
Contents
まずは設計図
当たり前ですが、カウンター下のサイズを知る必要があります。
我が家はこのような空間でした。
高さ:81cm
奥行:27cm
横:256cm
これを元に、設計図と言ったら大げさですが、棚の仕切りが縦、横に何個必要でそれぞれ何センチで・・・といった具合に決めていく必要があります。
我が家の場合、以下のポイントで設計しました。
- 高さはピッタリでは無く、10cmほど空間を設け、物を自由に置けるようにする
- 2段で上は3列、下は6列
- 太い木の棚が好きなので木の厚みは3cmに統一する
- デザインはアカシアの木目を生かすような感じ(オイルだけでペイントはしない)
- 後ろのパネルはなし。(棚にアレクサ等、電化製品を置きたかったのとデザイン的にもパネル無しが好きなため)
- 極力、ネジ止めはせず、木ダボによる接着
上記を加味した結果、このような設計図ができました。
設計図ができると、必要な大きさの木材と個数が分かります。
我が家の場合はこれだけの木材が必要でした。
設計図によって決まった木材を以下の個数用意する
- 30 × 300 × 2500 を3個
- 30 × 300 × 690 を2個
- 30 × 300 × 300 を7個 + 練習用4個 + 予備1個の合計12個
練習用や予備としてに余分に用意しておくと良いかもしれません。
木材はどこで注文する?
木材は最初は近くのホームセンターで調達しようと思っていましたが、「アカシアで目的サイズの木がない」ということで断念しました。
厚さ「30mm」のの木材が中々ホームセンターでは見つかりませんでした。
じゃぁもう、ネットしかない。
ということで、しらべたところ、「マルトク」というところがリーズナブルで目的の木材もあったので、そちらで注文しました。
大量の木材なので、送料がどうなるかと思っていたんですが、このような内訳でした。
明細を紛失してしまって、アバウトな金額ですが、おおよそこれくらいでした。
- 木材:約37000 円
- 送料:約8000円
- 合計:約45000円
送料は想定していたよりもめちゃくちゃ高かったですが、まぁかなり大きいサイズのものを大量に自宅まで運んでもらうので、それくらいは大目にみよう。
しかも、当初シミュレーションしていたPamounaと比べると、送料を入れても5分の1程度で済む。
それも後押しして、即決で購入しました。
注文してから4日ほど経って、木材はちゃんと箱に梱包されて届きました。
アカシア集成材も想像通りのデザインで気に入りました。
本番の前に練習
練習のために、用意した「30 × 300 × 300」の木材4つを組み合わせて、簡単なボックスを作ってみました。
これは「ダボ+ボンド」だけでちゃんと強度のある棚に出来るかどうかを確かめるのと、色合いがキッチンに合うかを確かめるためです。
DIYに慣れていない人は、練習も兼ねて作ってみると良いと思います。
こんな感じでできました。
やったこととしては、以下を繰り返すだけです。
- ダボ穴を空ける
- ダボマーカーで接着面に跡を付ける
- 穴を空ける
- 木ダボにボンドを塗って接着
- 好きな色にペイント
ポイントは、以下の点だけです。
・ダボマーカーでしっかり跡を付け、ズレないように穴をあける
内側だけネイビーのペイントをして、キッチンと合うかどうかを見ましたが、想像とは違うかなぁという感じだったので、やはりペイントはやめることにしました。
このように、事前にイメージができるので、練習にボックスを作成するのはおすすめです。
それでは、本番に行きます。
カウンター下収納棚製作に必要なもの
必要な工具と材料です。
必要な材料
必要な材料は以下の通り。
- 木材
- 木ダボ(φ10)
- 木工ボンド
- 補強用金具
- 木材用オイル
補強用金具を使用する理由は、さすがに木ダボだけだと強度に不安を覚えたので、「T字」の金具を裏の見えないところにネジ止めして補強しようと考えました。
棚の裏に取り付けるので、デザイン性には影響ありません。
必要な工具
必要な工具は以下の通り。
- プラスドライバー
- 木槌
- 電動ドリル
- ダボマーカー
- ドリルガイド
木ダボで接着する場合、「ダボマーカー」は必須だと考えます。
これがあれば、木材同士をピッタリと接合することができます。
また、ドリルガイドも垂直に穴を開けるのに必要だと思います。
実際にカウンター下収納棚を作ってみた
実際にやってみます。
とはいっても、先ほどやった練習と同じ手順で進めていくだけです。
- ダボ穴を空ける
- ダボマーカーで接着面に跡を付ける
- 穴を空ける
- 木ダボにボンドを塗って接着
順を追って説明します。
ダボ穴を空けて、ダボマーカを入れる
木材と木材を接着する箇所に穴を空けますが、まずは接着する面に鉛筆等で印を付けます。
この範囲内であれば、どこでも良いので、穴をあけます。
私はとりあえず2箇所で十分だと思ったので、2箇所にしました。
穴の深さは、用意した木ダボの半分以上の長さです。
私の場合は、木ダボが4cmだったので、2cm以上の深さにしました。
厚さが3cmなので、貫通しないように気を付けました。
ダボマーカーで接着面に跡を付ける
2箇所の穴にダボマーカーを入れた後は、接着する木材を目的の場所にピッタリ来るように乗せて、ちゃんと跡が付くようにグーーっと体重を掛けます。
この作業が一番重要だと思います。
この跡がズレてしまうと、仕上がりに大きく影響してしまうので。
ポイントとしては、ちゃんと目的の位置ピッタリ来るように微調整すること。
私もここは時間をかけて慎重にやりました。
写真では分かりにくいですが、跡がつきました。
跡を付けた箇所に穴を空ける
跡を付けた2箇所に穴を空けます。
こちらも木ダボの半分以上の深さが必要です。
木ダボにボンドを塗って接着
後は、木ダボを穴に入れて、大量のボンドを塗って、はめ込むだけ。
ちゃんとダボマーカーで跡を付けて、垂直に穴を空けれていればピタッとハマるはずです。
ひたすら上記を繰り返して組み立てていく
後は根気だけです。笑
穴を空けてダボで接着。これをくりかえします。
下の段の木材を接着したら、次は上段の土台を乗せますが、ここでもダボマーカーを使って跡をつけてから木ダボではめ込みます。
ダボマーカーの上に木材を乗せる時は絶対にずれてはいけないので、2人で作業した方が良いかもしれません。
ここの作業が一番難しかったです。
下段の部分が完成したら、次は上段も同様の作業をします。
天板を乗せます。
両サイドも全く同様に、ダボマーカーを使って木材を合わせて跡を付けてから、接着します。
ここも中々難しかったですが、要領は同じです。
サイドを付ければ、とりあえず形になりました。
金具で補強
全てのボンドが乾いてから強度を確認しましたが、ボンドだけでもある程度の強度はありました。
でも、やはり多少の不安はあったので、金具で補強しました。
このようなT字の金具です。
棚の裏側にひたすらネジ止めします。
木材用オイルを塗る
オイルはWatocoのナチュラルオイルを使用しました。
これを塗るだけで、木目が際立ってめちゃくちゃおしゃれな感じになります。
塗るのと塗らないのではこんなに違いがあります。
これで完成です。
ついでに間接照明も
間接照明を付けるのが好きなので、この棚の裏にテープLEDを忍ばせます。
このブログではおなじみのSwitchbotのテープLEDです。
棚をずらしたり、動かすことは普通にあると思ったので、できれば棚にはテープLEDを付けたくない。
ということで、まずは床面。
上部は補助の木材を付けてそこにテープLEDを取り付けることにしました。
そのまま上部にテープLEDを這わすとサイドにもLEDが付いてしまい、余計な光が出てきそうと思ったので、サイドはこのテープLED用のコネクタをはんだ付けします。
これにより、サイドは光らず、下と上のみ光らすことができます。こんな感じで取り付けます。
これで間接照明LEDは完成です。
あとは棚を移動して、好きな物を配置すればカウンター下収納の完成です。
ちなみに、ここの間接照明は開閉センサーによって、リビングに入った時に自動で点灯するようにしています。
おわりに
DIYは好きなので、ちょこちょこ小さい物は作るのですが、さすがにこんなに大きいものはやったことがなかったので、挑戦するまでもなく無理だろうと思っていました。
ですが、材料さえ間違いなく調達できれば誰でもできると感じました。
今回、マルトクショップという、ネット注文で木材を初めて購入しましたが、スムーズな取引でストレスも無かったですし、何より自宅まで運んでくれるというのは素晴らしいと思いました。
オーダーメイドで業者に注文するよりも数倍安く、満足度の高い仕上がりにすることが出来ました。
もしカウンター下収納の購入を考えている方がいましたら、意外と簡単なので、自分でやってみるという選択肢もあるよというのをお伝えしたいです。
以上です。