我が家はファミリークローゼットを設けたのですが、せっかくファミリークローゼットを作るなら、自分好みの空間にしたいですよね。
アンティーク風なデザインの空間にしたかったので、その旨をハウスメーカーに伝えたところ、
弊社の標準は真っ白な棚にシルバーのハンガーパイプなので、それ以外のデザインにするとなると、別途料金と時間がかかります。
と言われちゃいました。
イメージ的にはこんな感じ。我が家の子供部屋のクローゼットです。
全然悪くはないんですが、「普通だな」という印象で、せっかく一部屋をクローゼットにするのでもうちょっと拘りたい。
ということで、我が家は新築時にファミリークローゼットはまっさらな部屋の状態で引き渡しをしてもらい、
そこからDIYで自分好みの空間にすることにしました。
結果、こんな感じになりました。
DIYの作業中は夢中になりすぎてあまり写真を撮ってなかったので、要所要所の写真しかありませんが、もし、我が家と同じような枕棚をDIYしてみたいという方がいたら、参考になるかもしれないので是非続きを読んでみてください。
Contents
枕棚とは?
一応、認識合わせのために「枕棚」を定義しておきます。
枕棚とは「押入や物入の中に設置する棚のこと」で、部屋の上部に設置します。
一般的な枕棚として棚の下にハンガーパイプが付いているものが多いです。
ここでは、枕棚とハンガーパイプのDIYのやり方を書いていきます。
組み立てのイメージ
あらかじめ、イメージしておくことは重要かと思います。
枕棚のイメージ
実際の写真を撮り忘れたので、図を書きました。
基本的に枕棚は、①〜③の細長い四角の棒3本で支えることになります。その上に大きい板④を乗せて⑤の木で繋ぎ目とかを隠すイメージです。
言ってみれば、⑤の木材はデザインのために取り付けるイメージですね。①②③は壁にネジ止めし、上の④を支えます。
普段一番見える部分なので。
寸法は、お宅によって変わってくると思うので書きませんが、①と③は全く同じサイズ、②と⑤のサイズは同じではないことに注意です。
⑤の高さは、①と④の合計以上の高さにしなければいけません。
ピッタリ合わせる必要もないです。むしろ少しオーバーするくらいの方がいいかもしれません。
ハンガーパイプのイメージ
こちらは写真があります。
1本の長いパイプに途中で補助をするイメージです。
この補助がないと、実際にハンガーを掛けた際にたわんでしまう可能性があります。なので必須かと。
そして、この補助のジョイントを取り付ける部分に、一枚の板をかましています。
これは、高さを調整する役割を担っているので、ちょうど良い高さをご自分で調整して板の厚さを決めると良いです。
両サイドの壁にねじ止めするので、下地があることを必ず確認しましょう。
枕棚のDIYに必要な工具
棚のDIYには以下の工具を使用します。
- ドライバー
- 定規、メジャー
- ノコギリ(電動でも手動でも)
- 下地チェッカー
- 水平器
- 木工ドリル
- パイプカッター
大前提として、木材を壁にねじで固定していくため、「下地」が必ず必要です。
下地チェッカーでネジを打ち付ける箇所に下地があるかをチェックします。私はこれを使用しています。
水平器も、ちゃんと水平になっているかをチェックするために必要です。
パイプカッターは、パイプを必要な長さに切りそろえるために使用します。
私はこれを使用していますが、初心者でも簡単にパイプをカットすることができました。
必要な材料
必要な材料は以下の通りです。
木材の寸法はそれぞれ異なると思うので、ご自宅に適したサイズを測って決めてください。
- 各木材(2項の①〜⑤)
- 木ダボ
- 壁に取り付ける用の木ねじ(4センチ以上、確実に下地まで届くもの)
- 木材同士を取り付ける用のねじ(2〜3センチほど)
- ハンガーパイプ
- ハンガーパイプのジョイント
- マスキングテープ
- 塗料(色をこだわるなら)
- 補強材(強度を増やすなら)
我が家のハンガーパイプは普通よりも少し細めの「直径19mm」と「黒色」という点にこだわりました。
なかなか黒色のハンガーパイプが売ってなくて、探すのに苦労しましたが、楽天で発見しました。
ソケットも同じお店で売っています。
ジョイント(首長ブラケット)はこちら。
塗料はデザインにこだわるのであれば、塗った方がいいかもしれません。
我が家はこのシリーズの「チャコールグレー」を使用しました。
木材そのままのデザインにする方は必要ないです。
補強材は以下のようなL字の金具で、角にねじ止めして強度を高めます。
枕棚DIYの手順
枕棚部分の完成までの作業の流れを書いていきます。
木材を用意する
ここが一番重要かもしれません。木材のサイズをミスると、不格好になってしまう可能性があるので。。
①〜⑤の木材を用意します。
私はホームセンターで木材を購入し、カットまでしてもらいました。
あらかじめ、必要な棚のサイズをメモってからホームセンターに行きましょう。
ただし、ホームセンターで正確にカットしてもらっても実際に板をはめてみると「なんか上手くハマらない」ということが多々あるので、そういう時は自分でノコギリで微調整するしかないです。
木材をペイントする
木材はワックスや、塗料を使うとよりおしゃれな感じに仕上がります。
我が家で使っているのは繰り返しになりますが、オールドウッドワックスのチャコールグレーです。
2度塗りをした方が綺麗に仕上がります。
①〜⑤の木材全てをペイントしましょう。
木材①〜③を壁にねじ止めする
ペイントが乾いたら、①〜③をねじ止めしますが、その前にどこにねじ止めするか、位置を決めます。
我が家は大体188センチくらいのところにねじ止めしました。
それも家族の身長とかを加味ながら決めるといいかと思います。
決めたら、マスキングテープを使って印をつけます。
①〜③をねじ止めし、(写真を撮り忘れちゃいました。)
①〜③全ての上に水平器を乗せて、どこで見ても水平であることを確認してください。
また、ねじ止めは上の写真のネジ部分のように、少しだけ木工ドリルで穴を開けてからねじ止めしています。
理由は、穴を開けることによって確実に壁の下地までねじを届かせることと、ねじを締め切った時にねじ頭が飛び出てしまうのを防ぐためです。
この穴が嫌な場合は後述しますが、木ダボによって塞ぐこともできます。
上部の木材④を乗せる
木材④を乗せてみてちゃんとピッタリハマることと、ここでも水平器を乗せて、どこに乗せても水平であることを確認します。
確認できたら、①〜③の適当な場所に④を固定するためのねじを止めます。
少し見にくいですが、棚の上から見た写真です。
固定さえできればどこでもいいと思います。
木材⑤をねじ止めする
こちらも少しドリルで穴を開けてねじを取り付けます。
木ダボを埋めて、飛び出た部分を切る
ドリルで開けた穴と同じサイズの木ダボをボンドをつけて、ねじ込みます。
飛び出た木ダボはノコギリで切ってやります。
ここで使用するノコギリは刃が薄く、曲がるタイプのものが切りやすいと思います。
近くで見るとわかりますが、遠目で見るとほとんど気づきません。
気になる場合は、切った部分を同じワックスで塗り直すともっと目立たなくなります。
補強材を取り付ける
これは必須では無いのですが、強度的にちょっと不安な場合は角に補強材をつけるといいです。
気休め程度かもしれませんが。。
枕棚は以上で完成です。
ハンガーパイプDIYの手順
ハンガーパイプの手順は、枕棚ができていれば、簡単でシンプルだと思います。
枕棚に高さ調整用の板を取り付ける
枕棚の下にハンガーパイプの高さを調整する用の板をねじで取り付けます。
この板の位置は、ハンガー側で融通が効くので、適当に等間隔で決めてもらっても構いません。
ハンガーパイプを一旦全部完成形にする
ちょっと何を言ってるかわからないかもしれませんが、要は、ソケットもジョイント(首長ブラケット)も一旦全てテープ等を使用して完成形にしてしまいます。
私は一人で作業をしていたので、これがベストのやり方でした。
ジョイントの位置は先ほど取り付けた板の位置にピッタリ来るような位置に調整します。
ジョイントを先にねじ止めする
ジョイント(首長ブラケット)から先にねじ止めします。
そうすれば、パイプが固定されるので、両サイドのソケットもねじ止めしやすくなります。
奥行きの位置もちゃんと真ん中に来るようにしましょう。
ソケットを壁にねじ止めする
あとは、両サイドのソケットをねじ止めするだけです。
完成!!
タンスと衣類を置くとこんな感じになりました。
タンスを置いて、衣類を掛けると結構狭く感じますが、まぁ満足です。。笑
ちなみに、星の電気はこの商品です。気になった方はぜひ。
まとめ
写真を撮り忘れまくってしまったので、わかりにくいところもあったかもしれませんが、枕棚は取り付けの方法が分かってしまえば、あとは自分でその部屋に合った木材を決めてやれば、実際の作業はそこまで難しいことは無いのかなと思いました。
実際、今までほとんどDIYの経験がなかった私でも満足のいく仕上がりにできたので。
ということで、枕棚のDIY方法でした!
以上、誰かのDIYの役に立てれば幸いです。