どうも。
私の家は玄関、廊下、収納スペース、トイレとほとんどの場所の電気を人感センサーによって自動化していましたが、生活していて「やっぱりここもセンサーにしても良かったなぁ」と思う箇所が何個かありました。
その一つが洗面所の電気です。
洗面所は「常にそこにいることがある」ので、センサー化は必要ないと考えていましたが、生活していると電気をつけたまま消し忘れることが多々あって結構困っていました。
各々の考え方にもよると思いますが、個人的にはリビングや各自の部屋以外は人感センサーで良いのではと思うようになりました。
広い部屋(センサーが届かないところに居る場合があるような場所)は、意図せずに電気が消えてしまって煩わしい思いをする可能性があるので、センサーは向いていないですが、比較的狭い洗面所のようなスペースなら、人感センサーでも大丈夫かと思います。
ということで、洗面所の電気をDIYでセンサー化してみたので、そのやり方を書いていこうと思います。
ついでに、元々ついていたブラケットライトもちょっとデザイン的にあまり気に入っていなかったので、変更したいと思います。
これがおしゃれだと思って購入したんですが、いざ付けてみるとあまりしっくりこなかったんです。笑
これは新築あるあるだと思います。。
最終的にこんな感じになって、さらにセンサー化もできましたので、もし同様なことをやりたいと思っている方はぜひ見てみてください。
Contents
ブラケットライトを交換&センサー化する手順
まず、手順を簡単に書いてまとめます。
- 取り付けるセンサーをどこにつけるかを決める
- 複線図を書く
- 部品や工具を揃える
- 工事に取り掛かる
詳細を書いていきます。
取り付けるセンサーをどこにつけるかを決める
取り付けるセンサーに何をつけるのかで、壁のどこに穴を開けるかとかが変わってくるので、あらかじめどういうセンサーをどこにつけるかを決めておく必要があります。
選択肢としては、天井付けか壁付けのどちらかだと思います。
天井と壁どちらにも対応できて、穴を開けるのを必要最低限の大きさにできるものはこちら。
センサーを付けるのは天井か壁どちらが良いのか
天井付けはセンサーの範囲が広い反面、工事の手間がかかります。また、センサーの範囲が広いことは良いことばかりではなく、電気が点いて欲しくない時に点いてしまうリスクもあります。
我が家の場合はキッチンと洗面所が隣にありまして、天井付けだと洗面所に入らなくても電気がついてしまうということもあって、壁付けの小さいセンサーにします。
ここに付ければ確実に洗面所に入った時だけに電気が点いてくれるはず。
複線図を書く
複線図は、絶対に書いておいた方がいいです。できればセンサーをつける前と後でどう変えれば良いかが分かるような図だとなお良いと思います。
電気工事士の資格をお持ちの方はわかると思いますが、複線図を書くことによって、必要なケーブルの本数やケーブルをどこに付ければいいかがクリアになります。
そうすることで、配線の間違いを防ぐこともできますし、最悪の事故も回避することができます。
私もちゃんと書きました。こんな感じで。
これだけでかなりイメージできるようになると思います。
部品や工具を揃える
今回のDIYに使用した部品と工具は以下のようになりました。
使用した部品
部品は以下を購入しました。
- 交換するブラケットライト
- センサー単体
- VVFケーブル1.6mm 2心
私が購入したブラケットライトはこの商品です。評価も高く、オシャレな感じです。
センサーはこちら。単体で後付けできるタイプです。
工具
工具は以下を揃えました。
- 配線通し
- 配線通しのための針金
- 電気工事に必要な圧着工具等
配線通しは、必要に応じて用意してください。
我が家の場合は、元々の電気の取り付け位置から少しズレるため、配線通しを利用しました。
場合によっては、こういった針金も有効です。上の配線通しは自由に曲げることができないので、こういったフレキシブルな針金も便利となるシーンがあります。
実際に工事に取り掛かる
全ての準備ができたら工事を開始します。
私の場合、なんだかんだで6時間ほど掛かっちゃいましたので、それくらいはみておいた方がいいかもしれないです。
試しにセンサーを接続してみて、電気が点灯するかを確認
センサーはこんな感じの商品でした。
できれば線をもっと長くしてほしかったなぁ。。
壁に穴を開ける前に既存のスイッチを外して、試しに作成した複線図通りにセンサーをかましてみます。
これでちゃんと電気が点灯すれば、複線図が正しいこととセンサーに問題がないことが分かります。
電気が点かない場合は、複線図が間違っているか、センサーの初期不良なので、原因を調査します。
大概は複線図が間違っているため、そこを見直してみてください。
センサーの線をスイッチの場所まで通す
センサーの線を通すため、小さい穴を開けてそこからスイッチの場所まで線を通します。
これが結構難しいのですが、針金を使ってなんとか通しました。
針金が通りさえすれば、通したいセンサーの線を針金にテープで止めて、通した先から針金を引っ張れば通ります。
必要に応じて心線を付ける
このセンサーに元々付いている電線は細いので、スイッチに接続することができません。
なので、心線をはんだ付けします。
はんだ部分は絶縁テープ等でカバーすることも忘れずに。
これで、既存のスイッチに接続できるようになりました。
電線を接続し、センサーを壁に取り付ける
配線が終わればあとは、ブレーカーを落として、先ほど接続した通りに接続するだけです。
ブレーカーを戻して、ちゃんとセンサーによって一応電気が点灯するかを確認します。
電気がちゃんと点灯するのを確認できたら、センサーを壁に取り付けます。
横からみるとこんな感じ。
電線の見える部分は何かで覆えば良かったと少し後悔。まぁでも目立たないのでよしとします。
これでライトのセンサー化が完了です。
ライトを交換する
次はライトを交換します。元々付いていた位置に交換するだけなら簡単だったんですが、交換したい電気がどうもそうはいかなかったので、配線の位置を変える必要がありました。
交換する実際のライトはこんな感じでした。
ここに配線をやコネクタを隠します。
入念に取り付け位置のシミュレーションを行い、マスキングテープで位置に印を付け、ドリルで穴を開けます。
こんな感じで取り付けたいため、
実際の位置に合わせて、ドリル穴を開ける箇所に印をつけます。
ケーブルが通るくらいの穴をドリルで開けます。
既存の穴のケーブルを新たに開けた穴に移動させる必要があります。
この配線を通すのが1番の難関。
我が家の場合は、壁の中に柱があったので結局天井裏に登らないと配線ができないことが判明したので、天井裏に登ってなんとか配線できました。
天井裏にのぼるとなるとハードルがグッと上がりますが、一度登ると家の配線の概要を知ることができるので、新たな発見があるかもしれません。
ここまで来れば、あとは電気を取り付けるだけ。
このように金具を取り付けて、
配線を隠しながら取り付けるだけ。
めちゃくちゃ良い感じ!!
あとは穴を塞ぐだけ。
穴を塞ぐ
C穴を塞ぎます。
穴の大きさにもよりますが、我が家の場合は比較的小さい穴だったので、ダイソーの簡易的なパテ埋めで事足りました。これです。
これは手でコネコネするだけでパテになるという優れもので、簡単に済ませたい場合はかなり便利でおすすめです。
こんな感じで。手が汚れるのが嫌だったので、手袋をしています。
柔らかくなってきたら、穴にねじ込みます。後で不要な部分は削るので、とりあえず完全に穴を塞ぐことだけを考えます。
乾くまで24時間待たなければいけないので待ちます。
サンドでなめらかにする
完全にパテが乾いたら、紙やすりで壁と水平にします。最初は荒めのやすりである程度削ってから、仕上げに細かめのやすりを使ったほうがいいと思われます。
ひたすら擦ります。大体水平になりました。
この時、周辺の壁紙まで擦ってしまいますが、その部分も後で貼り直しするのであまり気にしません。
新しい壁紙を貼る
あとは、壁紙を貼るだけです。
我が家の場合は新築時に壁紙が余っていたのを目撃したので、「予備として少し貰えませんか?」とお願いしたところ、貰えたのでそれを使用します。
穴よりもかなり余裕を持ったサイズにカットし、それをマスキングテープで覆い被せてから、定規とカッターを使って切ります。
この時、下の壁紙まで一緒に切れていなければいけないので、結構力強く切ります。
マスキングを外して、下の壁紙の切った部分も剥がします。
切れたら、壁紙用の接着剤を満遍なく塗って、型通りに貼り付けます。
接着剤は塗りすぎると、壁紙が浮いてしまうので、薄ーく塗るといいと思います。私は指でならしました。
あとは、慎重に貼り付けて、完成!!
ちょっと素人感は出ちゃいましたが、遠目で見れば全然わからないので、まぁ良しとしましょう。笑
全体を引きで見るとかなり良い感じ。
洗面所がセンサーライトってどう?
さて、デザイン的にはかなりいい感じになりましたが、洗面所が人感センサーライトというのは、実際に住んでみてどうなのか。気になる方もいると思います。
結果的に、センサーライトにしても全くストレスなく過ごすことができています。
センサーライトで危惧することとしては、途中で電気が意図せず消えてしまう可能性があることだと思いますが、比較的狭い洗面所であればどこにいても人を検知することができるので、常時電気はついてくれます。
今回我が家につけたセンサーはつまみがあって電気を消すまでの時間を調整することができます。最大7分まで設定可能です。
センサーの仕様として、その7分間の間に一度でも人を検知するとタイマーはリセットされるので、7分間じっと止まっていることが無い限りは電気が意図せずに消えることはないです。
我が家は1分の設定にしていますが、全く問題なしです。
おわりに
思ったよりも時間が掛かってしまいましたが、やっていることは結構単純なので、電気工事士の資格を持っている方なら誰でもできると思います。
結果的にかなりオシャレに仕上がりましたし、センサーライトにしたことで、QOLもかなり向上したと思うので、大満足です。
新築の方にもこのブラケットライトはかなりおすすめで、洗面所だけでなく寝室なんかに取り付けてもかなりおしゃれに仕上がると思います。
施主支給で用意すれば、取り付けてもらえるので、ぜひ検討してみてください。
以上、誰かの参考になれば幸いです。