今回はウチで使用しているスマートリモコンの一つ、ラトックシステム「RS-WFIREXシリーズ」のレビューをしてみたいと思います。
スマートリモコンは色んな種類のものがあるので、どれを選んだらいいか迷っている方もいるのではないかということで、「基本スペック」や「使いやすさ」、「アレクサとの連携」等の観点で見ていきたいと思います。
それでは、いきましょう。
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RS-WFIREXを選んだ理由
私はこのメーカーの商品は5年ほど前から使用しているんですが、恐らく「スマートリモコン」という言葉が出てきた当初からずっと第一線にいるのがラトックシステムでして、当時は「Nature Remo」、「RS-WFIREX」の2択だったような印象です。
単純にNature Remoよりも安かったから選びました。笑
もっと親しみやすい名前の方が人気でそうだけど。
RS-WFIREXの外観
ウチにあるRS-WFIREXの外観です。
RS-WFIREX4がこの右側の白いやつで、
一世代前のRS-WFIREX 3がこれです。
両方ともめちゃくちゃ軽くて、こんなものがリモコンの代わりになるのか?という感じです。
RS-WFIREX4は後ろに穴があるので、ネジなんかに引っ掛けることで壁掛けにも対応しています。RS-WFIREX3は壁掛けは対応していません。
ウチでは、新築と同時にこのスマートリモコンの位置を決めていたので、こういう風にしています。
QRコードがあるので、もしやるとしたら色々設定を完了した上でくっつけなきゃいけません。
調べてみると、RS-WFIREX5も出ているみたいですね。「RS-WFIREX5」はUSBに直で挿すタイプのようです。基本スペックは多分そんなに変わらないっぽいです。
RS-WFIREXのレビュー
それでは、実際にRS-WFIREXを使用してみた感想を書いていきます。RS-WFIREX3から使っているので、使用期間は5年ほどになります。
RS-WFIREXのスペック
まずは、基本的なスペックを確認します。
対象項目 | スペック | 備考 |
---|---|---|
重さ | 16グラム | |
壁掛け対応 | ◯ | RS-WFIREX4のみ RS-WFIREX5はUSB直挿し |
対応スマホOS | ・iOS 9.3以降 ・Android 4.4以降 | |
対応スマートスピーカー | ・Amazon Alexa ・Google Home ・Siri | Works with Alexa認定 |
タイマー機能(スケジュール機能) | ◯ | |
If done機能 | × | 何かをトリガーとして自動で操作する機能 IFTTTやiPhoneのショートカットを使用すればできる |
温湿度センサー | △ | 確認のみに対応 |
明暗センサー | △ | 確認のみに対応 |
人感センサー | × | |
GPS | × | iPhone「ショートカット」アプリで代用可能 |
NFCタグ対応 | × | iPhone「ショートカット」アプリで代用可能 |
赤外線到達距離 | 最大30m | RS-WFIREX3,5は20m |
この商品は、「16グラム」と軽いのを売りにしていますが、個人的にはそこまで重さは重要ではないのかなぁと感じています。笑
「If done機能」というのは、例えば「部屋の温度が30℃を超えたら冷房を自動でONさせる」とか、そういった「何かをトリガーとして家電を動作させる」機能を指します。これはRS-WFIREX単体ではできないという意味で、IFFFTというアプリを使用すればできます。
赤外線の到達距離は30mで、これは他の製品と比べてもこれは長い方だと思います。広い部屋で、対象の家電製品がリモコンから遠くに位置するような場合はRS-WFIREX4が良いかもしれないですね。
アプリは使いやすい?
公式のアプリはこちらでダウンロードできます。
スマート家電コントローラ
RATOC Systems, Inc.無料posted withアプリーチ
アプリの使いやすさ
アプリに関しては、アップデートで変わる可能性があるので、あまり載せたくはないんですが(更新が面倒なので。笑)、2022年9月現在のアプリはこんな感じです。
RS-WFIREXが1台につきリモコン欄が1つ増えるイメージです。
正直他のスマートリモコンと比べると、見た目のデザインは少し古臭くて使いにくそうな印象です。
リモコン追加のしやすさ
家電を追加する場合は、テレビを例にするとメーカーがずらっと並んでいてそこからプリセットを選択する感じです。「モデル選択」まで全て手動で選択しなければいけないので少し面倒です。使っているモデルが何なのかを調べる手間もあるし。。
モデルを選択するとこのようなリモコンになります。ボタン配置とかボタンの数は本当のリモコンと似ているので悪くないなと思いました。
オートメーション機能(If done機能)
このスマートリモコンは残念ながら「オートメーション機能」がありません。
温度センサーと湿度センサーを搭載しているのに、非常にもったいないと思います。
アプリ画面上にの「更新」というボタンを押すと温度・湿度の計測ができますが、それによるトリガー操作はできないみたいです。
つまり、部屋の温湿度を知ることはできるんだけど「温度が33℃になったら冷房をつける」みたいな使い方はできないということです。
ペットを飼っているお宅なんかはそういう機能を求めている方が多いように思いますが、RS-WFIREXは単体ではできないので注意です。
スマホのウィジェットには対応している?
スマートリモコンを決めるポイントとしてこのウィジェットの使い勝手がかなり重要だと思っています。RS-WFIREXのウィジェットは、最大16個まで置くことができます。
参考までに、私のiPhoneのウィジェットを。
テレビとエアコンの操作がメインです。1画面に16もの操作を登録することができるのは素晴らしいと思います。
他のスマートリモコンは「ウィジェットに追加する」こと自体できないものも多いですし、追加できたとしても、1画面で16個のボタンを配置できるのは「RS-WFIREX」だけじゃ無いかなと思っています。
個人的には、ホーム画面はショートカットよりもよく使うアプリの方が優先したいので、ウィジェットに置きたいんです。
使い慣れるまでは少し時間がかかりますが、慣れれば楽です。
スマートスピーカーとの接続はどう?
アレクサアプリで「スマート家電コントローラ用スマートホーム」というスキルを登録する必要があります。名前が長い。笑
これは、RS-WFIREXのスマホアプリ側からジャンプできるのですぐに登録できます。
予め登録してあるリモコンが、アレクサと連携することができます。つまり、新しくリモコンを追加した場合は、改めてアレクサにも登録する必要があります。
アレクサアプリ側でデバイスが表示されていれば連携できているはずです。
RS-WFIREXのアプリ側からアレクサにデバイス登録できるので、初心者でも分かりやすいのかなぁと思いました。
実際にアレクサ(スマートスピーカ)連携でできること
アレクサとの連携は問題ないんですが、実際のところはスマートリモコン側でできること全てがアレクサでできる訳ではありません。
アレクサ連携で登録するときに、このように「このリモコンはこの動作に対応している」という情報が出てきます。
例えば、テレビの場合は「電源のON/OFFや音量の上げ下げ」はできるけど、「録画リストを表示」とかはできません。
他のスマートリモコンであれば、何とかしてそういった「任意のボタンをアレクサに登録する」ことができる機種もあるんですが、RS-WFIREXの場合は「RS-WFIREXアプリで指定された操作」しかアレクサに登録できないのが現状です。
まとめ
スマートリモコン「RS-WFIREXシリーズ」についてのレビューでした。
個人的にはRS-WFIREXの魅力は何と言っても「ウィジェットに追加できる」ことです。後は「赤外線の距離が30m」と他と比べてもかなり長いのでそこも嬉しいポイントです。
できないこともまぁまぁありますが、そこは今後のアップデートに期待ですね。
以上です。